現在の僕は異世界ファンタジーと呼ばれるたぐいの物語を書いているのだけど、そのために必要な準備というのは想像以上に手間がかかる。
登場人物の造形や関係性が頭に入ってないと会話ひとつ賭けやしないし、舞台となる国の歴史やら文化、度量衡の単位や通過、暦と時間、言語問題等々……。
今連載している「晴れ、ときどき冒険」なるお話も作者の手元ではだんだん舞台が大きくなってきたのでそろそろ地図も更新する必要を感じてる。あのファーラムという国は首都を含む国王直轄区と七つの州で構成されているという設定なので各州の名称、州都の名前、代表的な都市名、なにかの事件が起きる予定の町の名などを地図上でイメージできないと主人公たちも動けない。地理は大事。
手元には書き始めた頃に作った地図の画像データがあるのだけど、これもそろそろ更新しないと次の展開でつまずきそう。ネットで仕入れた白地図を画像ツールでいろいろ変形させて作ったけど物語の進展で新しい地名が大量に必要になった。地図=世界だ。世界=物語でもある。地図を広げて物語も広げよう、おー……というのがまあ近況と言えば近況です。