私が書いた【数え】という小説を例にして、説明します。
まず、セリフを考えてください。
どんなセリフでもいいです。
かっこいいもの。
聞いていて恥ずかしくなるようなもの。
あなたの独特な持論でもいいです。
それ、様々な言い方に変えてください。
(【数え】の場合は……
「数学が嫌い」→「数字が嫌い」
→「0が嫌い」
→「無限が嫌い」
→「無数が嫌い」
→「無数なんて無い」
→「無数とは、数えるのが面倒なだけ」)
セリフが用意できたら、そのセリフに合った状況を考えます。
(主人公は「無数」という言葉が嫌いです。
なので、主人公の敵に「無数」と喋らせます。
敵が「無数」と言ったので、主人公は怒りを露わにします。
次に、何が「無数」なのかを決めます。
今回は、兵力というオーソドックスなものにしました)
最後に世界観を考えます。
(無数の兵力、そんな兵力をもつ敵、それに立ち向かう主人公……
これは魔王と勇者が出てくるファンタジーが適当だと判断しました)
世界観ができたらOKです。
あとはキャラクター達が勝手に動いてくれます。
(魔王が「こちらの兵力は無数」と言う。
↓
勇者が「無数なんて無い」と持論を述べる。
↓
勇者が魔王軍の兵士を倒す。
↓
勇者「やっぱり無数や無限なんて存在しない」)
はい。これで短編小説【数え】の一連の流れが完成しました。
あとは、あなたが文章を書くだけです。
以上の流れが、わたくし9741流の短編小説の書き方です。
私流のやり方なので、あなたに合っているかは分かりません。
あくまで参考程度にとどめておいてください。
「この方法、私に合ってないな」と思ったら、別のやり方を試してください。
ありがとうございました。
※記事タイトルを『その1』と称しましたが、2があるかは分かりません!!