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9741流、短編小説の書き方 その1

私が書いた【数え】という小説を例にして、説明します。


まず、セリフを考えてください。

どんなセリフでもいいです。

かっこいいもの。
聞いていて恥ずかしくなるようなもの。
あなたの独特な持論でもいいです。
それ、様々な言い方に変えてください。


(【数え】の場合は……
 「数学が嫌い」→「数字が嫌い」
        →「0が嫌い」
        →「無限が嫌い」
        →「無数が嫌い」
        →「無数なんて無い」
        →「無数とは、数えるのが面倒なだけ」)



セリフが用意できたら、そのセリフに合った状況を考えます。

(主人公は「無数」という言葉が嫌いです。
 なので、主人公の敵に「無数」と喋らせます。
 敵が「無数」と言ったので、主人公は怒りを露わにします。

 次に、何が「無数」なのかを決めます。
 今回は、兵力というオーソドックスなものにしました)


最後に世界観を考えます。

(無数の兵力、そんな兵力をもつ敵、それに立ち向かう主人公……
 これは魔王と勇者が出てくるファンタジーが適当だと判断しました)


世界観ができたらOKです。
あとはキャラクター達が勝手に動いてくれます。

(魔王が「こちらの兵力は無数」と言う。
 ↓
 勇者が「無数なんて無い」と持論を述べる。
 ↓
 勇者が魔王軍の兵士を倒す。
 ↓
 勇者「やっぱり無数や無限なんて存在しない」)


はい。これで短編小説【数え】の一連の流れが完成しました。
あとは、あなたが文章を書くだけです。


以上の流れが、わたくし9741流の短編小説の書き方です。

私流のやり方なので、あなたに合っているかは分かりません。
あくまで参考程度にとどめておいてください。
「この方法、私に合ってないな」と思ったら、別のやり方を試してください。

ありがとうございました。


※記事タイトルを『その1』と称しましたが、2があるかは分かりません!!

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