はじめて近況ノートなるものを使いますが、あまりいい話ではありません。すみません。
いきなりですが、筆を置きます。いっそ長尾として死ぬべきな気もしましたが、いまはとりあえず冷凍保存とさせてください。
わたしには文学の素質がないことなどはじめからわかりきっていました。けれど、素人ながらに夢に遊び、文字として世界を書き留める作業は、楽しかった。ごっこ遊びレベルからは一向に上手くなりませんでした。やっぱりね、と納得し、少年期の自分の妄想をすべて書き起こしたら、筆を折るつもりではいました。予定が早まっただけです。
既に5月の文学フリマで、勘違いでここまで来てしまい、恥をかいた、と事実として突きつけられていたはずです。その時点で潔く身を引くべきだった。しかしながら、わたしの思っていた以上に、いつかこの手で殺すはずの長尾という人格に愛着がわいていたようで、生前供養が終わるまでは、とズルズル書き続けていました。
わたしの中の夢や希望というものは、これですべて殺し終えました。あとは生ける屍です。もう生ける屍でいいんです。才なき者の末路として受け入れています。
長くなりましたが、仲良くしてくださった方、拙い話を読んでくださり評価や感想までもくださった方、あなたがたのおかげで長尾は今日まで生きていました。ありがとうございました。
さようなら、またいつか会えることがあるのならば、そのときはよろしくお願いします。