瑞雲は、お袖を盾にし犠牲にして老猟師に傷を負わせ、梅本の弓技の助けもあり、老猟師を捕らえました。
瀕死のお袖と両足を射られた老猟師、更に庄屋の娘お楓も陣屋に引っ立てられます。
前回も瑞雲の悪役らしいところ、憎たらしいところを話題にしましたが、今回は得意気に語る瑞雲の弱点があらわになります。自尊心をくすぐられると堪らないほど心地よくのせられてしまうのです。
瑞雲は、自分が老猟師に勝つためなら手段を選ばない男で、自分を身を挺して守ったお袖を盾にして突き殺そうとするほどです。
梅本は、老猟師との格闘では一瞬で倒されましたが、弓の腕は一流です。一瞬で老猟師の両足を射抜くほどです。