ビーム、と言うかレーザーは波長によって見えたり見えなかったり、色が違ったりします。
実際の工業用レーザーのような、物を焼き切る威力のあるものは不可視領域のものなので、せいぜい見えるものは対象物が切れた際の、火花の柱になります。
オフィスのプレゼン等で使うレーザーポインタに殺傷力が無いのもこの為です。
よって、ゲームやアニメなどでレーザー銃が見える、それも様々な色が存在するのは厳密には間違いであり、本来の不可視のままにしておいた方がステルス性も高くて有利……、
と、思っていたのですが。
最近、フォールアウト4でパラディン・ダンス(レーザーライフルを愛用している人)と行動を共にしているのですが、奇襲してきた敵が何処に居るのかわからない時、彼のレーザーの射線を目印にする事が多くあります。
単に私がどんくさいだけでもあるのですが……。
逆に、赤や青で色分けする事で、混戦時に敵味方の区別をわかりやすくする効果もあると思われます。
別途、波長の違う光で色付けするなど「目に見えて、なおかつ破壊も出来る」ようにするのは不可能ではない筈なので、色つきレーザーもあながち間違いでは無いのかも知れません。
どうせ、光が目に見えた時点で、撃たれる側としては手遅れではあります。
射線の癖を読まれやすくなる側面もあるので、そう言う時は不可視モードに切り替えると言うのも一つかな、とも。
結局のところ、宇宙の音と同様「色がついていた方が面白い」に落ち着くのですが。
現実のものを知っておくだけ損もありません。