ペルソナシリーズなど、高校生が活躍する話を見ていると、やはりその精神年齢が高いなぁといつも思います。
未熟さや青さはしっかり描かれていても、どこか大学生や就職したてくらいの“若さ”に感じられます。
自分が中学・高校生の頃は、ここまで大人びて居なかったな……と。
これには勿論「作る側が(大抵は社会経験の長い)大人である」と言う実情があるかと思われます。
経験を得る事は「未経験のセンスを失う事」でもあります。
また、物語とは、何でもかんでも写実的(リアル)であれば良いものでもなく、主役がはな垂れ小僧+αくらいの要領だったりすると……と言うジレンマもあるでしょうか。
……しかし、親戚や義甥・義姪を見ていると、近頃の高校生の精神年齢は、我々の時代のそれよりずっと高いようにも思えます。
賢く、思いやりがあります。
あるいは、こうした世の創作物のお陰で、現実の学生さん達の成長にも貢献されているのかも知れません。
逆に、我々が子供だった頃の30代や40代に比べ、今のその年齢層は色んな意味で若々しい気がします。