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自分の作品で笑ってしまう現象

 邪聖剣チェーンソー完結後、推敲兼ねて読み返していたら、何ヶ所かで大笑いしてしまいました。
 自分の書いたもので。
 近くにいた妻には「おめでたい」だの「気色悪い」だの散々に言われましたが、果たしてこの現象は一体……と真面目に思いました。
 計画通りに書いてみて、くすりと笑うくらいなら、珍しくもない筈ですが“大”笑いとなると、予想外の刺激がないと、そうそうあり得ません。
 
 当作品は、執筆に勢いがありました。(※当社比)
 モラルの狂った人物・世界観設定で書くと、直感的な台詞が多かったように思えます。
 勿論、プロットや設定をデタラメに作っていたわけでは無いのですが、実際の台詞と言うものは文字に出力してみるまで、書いている本人にも予測しきれないものなのかも知れません。
 人物とは、作者にとってもある部分では“他人”なのだと思わされます。


 
 ……と言う話を創作論で書こうとして、思いの外、膨らまず。
 あれこれ悩んでいたら5日も更新が止まってしまいました。
 頭の中が渋滞してしまうので、今後はこうして近況ノートで出力してしまおうかなと思っています。

2件のコメント

  •  先程読み返しておりましたが、邪聖剣チェーンソー本当に面白いですね。
     恐らくは主人公は至極真面目なのに、我々と考えがズレているという所が笑いを生み出すポイントになっているのではないかと思いました。

     私個人は小説を書く際、主人公と自分は別個体であると見做して書いております。ですが……それでも自分の考えを継承していたり投影されていたりすると感じる時があるのです。竜の介様の今回のお話と真逆ですが。

     そして物語は予想だにしない方向に転がる時もままあります。
     もちろん完結まで決めつつ書くのですが、途中で美味しい展開が浮かんできたりしますし。
     
  •  重ね重ね、ありがとうございます。
     お陰さまで、最後までこの勢いを維持できたとも思います。
     今回の執筆は、自由に書いていた学生の頃を思い出した気がしました。
     
     ちなみに、
    「このチェーンソーを量産して衛兵の標準装備にしないか!?」
    「言ってる事の要領を得ないとして死刑になりました」
     終盤にチェーンソー教の分派が現れた所、
     辺りで大笑いしました。
     主人公もさることながら、女王サンドラの言動で結構やられました。
     やっぱり、現代地球の視点でファンタジー世界の異種族を見ると、モノマニア殺人犯すら鼻白む天然の狂気が展開されてしまうのでは、と思います。
     
     やはり、人物とは、起点は作者の創造物でありながら、書き進めるにつれて半独立した存在になるのかもしれませんね。
    「わかってるのに、予期せぬ挙動」を見せる時、こう言う自分で作ったもので笑わされる事になるのかな、と。
     
     理屈だけでは説明のつかない力が作用している感じがしますね。
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