書き手の思想で殴りつけてくる文章

地の文とキャラの思考回路が、書き手の思想を写しただけにすぎない文章。
読んでも何も感じないんですよね。

「どうよ?どうよ?このキャラ萌えるだろ?カッコいいだろ?俺の考え正論だろ??」みたいなやつ。
気持ちは分かりますが、それをうまく作品に落としこむのをサボってどうする!と言いたくなります。

これでなんとかなる界隈があるようですが。

世界観を伝えたり、独自設定を並べたりしようとするとなりがちです。
自分の作品のウリになるところですから、見せびらかしたくなるのは仕方ないでしょう。

難しいですけどね、うまく書きこむの。映像で伝えたいところも文章にしないといけないのが特に。
いちいち「鞘に赤い宝石の装飾があって、柄に竜の紋章が入っていて、刀身に古代語が彫り込まれた剣」とか言わないといけない。

しかし文章だと、自分の能力からかけ離れたことに挑戦してしまっていることに気づきにくいですよね。
例えば絵を描くとかゲームをするとかであれば、分かりやすいんですけど。

自分がどこまで書けるのか、探り探りの日々です。

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