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あとがき+最終回解説+次回作について

【俺の異世界転生先で妹たちが無双する話 ~魔剣の打てる鍛冶師ですから~】

 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 おかげさまで1年かけて、無事に最終回を迎えられました。

 私は以前にもアッチで書いていた経験があったのですが、PCの移行時にバックアップも含めデータが全て天に召されまして……。
 それはともかく、本作は以前書いていた作品たちから自分の傾向を分析して書いた部分が多くあります。

 例えば『男性主人公の場合、サポート型で周囲が強い』。
 私が最初に書いた作品は現代ベースのヒーローもので、主人公が50代の下宿屋主人でしたから。
 なので今作の主人公もサポート側の人間であり、戦闘には参加しない鍛冶師という設定になったわけです。
 そして鍛冶師が打って周囲が強くなるものと言えば【魔剣】。
 というわけで、本作主人公ハルトは魔剣の打てる鍛冶師になったのでした。
 ちなみにハルトという名前ですが、語源は日本語ではなくドイツ語です。

 他に過去作の傾向には、ハーレムなのに恋愛要素皆無だとかお色気イベント皆無とか、どちらかと言えばマイナス要素もありまして、なので今作では少ないながらもその要素を混ぜ込んでいます。
 恋愛要素と言えば、ハルトの結婚相手は一体誰なんでしょうねー?
 裏話としては、当初は姉妹どちらともルートのつもりでした。
 両家の母親がカフェで悪だくみをしていましたが、それはこの没設定からです。
 そして正式にくっ付く予定で生まれたキャラが、意外かもしれないゼロさん。
 でも戦闘大好きに振り過ぎたせいで、落とせる気がしなくなったんですよね~。
 なのでこのルートも消えました。
 あとトムとアレンカさんは元から候補外です。
 となると残りは……そういえば一人、妙に人間になりたがっている幻体がいましたね。両親へのあいさつも済んでいますし。



・最終回解説

 の前に(予想通りのコメントがあった)最終回手前224話の終わりがなぜぶつ切り状態なのかについて。
 今作は最初から『姉妹対決で終了。それ以上は蛇足だから書かない』と決めていました。
 なので224話ですべて書き切ったため、最終話含めあのような形で終わらせることにしました。
 そもそもドラゴン襲撃、幻体、永遠の復活などは後から生えた話なので、その時点で長引いちゃっていますから。

 最終話。
 登場人物の【後年の歴史学者】と、【とある鍛冶師】の2名について。
 とある鍛冶師は前世の母親。
 後年の歴史学者は前世の父親です。
 あとA氏=アッサムさんです。答え合わせをするまでもないと思いますけど。

 永遠復活時、前世の両親の転生を期待するミカに、永遠がこう発言しています。

「たぶんね、美花ちゃんが考えてるのとは違うから」

 ミカはこれを、両親の転生は叶わないと解釈して諦めました。
 ですがこれはミスリード。
 この時点ですでに母親は転生済みで、父親も転生の準備段階にいました。
 しかしハルトの闇が永遠の想像以上だったため、父親の転生は急きょキャンセル。
 数年後に母親と再会した際に、永遠から改めて打診されたハルトは、自分たちとは絶対に関わることが無いように、という注文を付けることで妥協をしています。
 また母親が出自を隠さず手記を書いたのは、この会話を聞いて、この時代に自分たちが再会したという【証言】を残すためでした。
 父親はこれを罰だと解釈しましたが、ハルトからすれば最大限の温情でした。

 サモンドールの将来について。
 書くかどうか悩んだ話なのですが、上記の通り『書くことは書いた』ため本編ではバッサリカットしました。
 端的に言えば、彼らは人間の仲介無しでは繁殖不可能な種族のままです。
 つまり人間と子を成すのは不可能です。
 しかし寿命は本体である武具が存在する限り無制限。
 そのため武具ではなく、そういった目的のために生み出された者も存在します。
 とはいえ生涯の相棒が死を迎えた時には、共に逝く者も多いようですが。

 以上、あとがきでした。



 次回作についてですが、女性主人公のものをいくつか考えていますが、少なくとも今年は動きがないと思ってください。
 とりあえず候補としては……。

・現代。亜人女子高生たちがダンジョン攻略。日常系?
(プロローグだけは書いている)

・フルダイブ型VRMMORPG。バディもの。
(結構前から設定だけはある)

・躊躇なく町ひとつぶっ飛ばす聖女様。中身は魔王様。
(設定はあるけど可能性は微妙)

・令嬢ですわ。学園ですわ。ロボットですわ。決闘ですわ!
(一番可能性が低いですわ……)

 選択肢としてはこんな感じですが、期待しないでおいてくださいませ。

1件のコメント

  • 相手?え、ニーナじゃないの?w
    ああいう「どう考えてもないなー」と常日頃思ってる相手とくっつくパターンこそが王道だと思うんだけど
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