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一話の内容を変更しました「教え子と結ばれるラブコメ主人公になるはずが、SSSランク魔族の子供に転生して復讐の鬼になる話」

 一話の内容を変更したので報告します。

 変更理由は、ラブコメ要素が強すぎて現代ファンタジーと思われない恐れがあるので、戦闘のようなダイナミックな描写で現代ファンタジーらしくしてみました。

変更前
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 もし次、自分が生まれ変わるとしたら何になるだろう?
 選べるなら俺はクール系イケメンになりたい。
 普段は高校の理科教師をしているのに、見た目というか雰囲気というか、俺――永守真昼《ながもりまひる》はなよっとして頼りない感じの男だ。
 そこで生徒に舐められないように少しでもオラオラ感を出そうとクリーム色に髪を染めてみた。だが教室に行ってみると、教え子にクスクスと笑われた。

「先生《センセ》、可愛いー優男みたいですねぇ」

 教え子の女子――辻中美夜子《つじなかみやこ》にやんちゃな子供を見るような笑顔を向けられ、俺のプライドはボロボロだった。
 でもしょうがないだろ……! だって教師が金髪とか染められないし、金髪に近いギリギリのラインがクリーム色だったんだ。


「もういい、見た目がダメなら身体だ。身体を鍛えて男らしくなる!」

 そう言って筋トレやランニングを始めたが、ある日、俺のプライドを傷つけるイベントが起きた。

「うわ……っ!」

 どさっ。

「センセ、大丈夫?」

 場所は学校の廊下。その曲がり角で辻中にぶつかって俺は尻餅をついていた。

「なんで……俺、男なのに、そこそこ鍛えてるのに」

 おかしい。辻中は女性らしい肉付きではあるが、華奢な体型だ。しかも黒髪ロングで清楚な見た目をしている。そんな子に男性教師の俺がぶつかって尻餅をついた?
 やっぱりおかしい。物理法則的な何かがバグっているとしか思えない……そうだ、きっとそう。だって辻中のヤツ、俺がぶつかったのに少し身体を揺らしただけで普通に立ってるし。
 気遣わしげに見下ろしてくる辻中を見て、俺は苦笑交じりに呟く。

「この体幹オバケめ……」
「ひどーい。それが教え子にぶつかった教師の言葉?」
「……確かに不適切だった。俺の不注意もあったわけだし、悪かったよ」

 俺が立ち上がりながらそう言うと、

「ふふっ、よろしい。許してあげます」

 辻中は悪戯っぽく笑った。周囲の男子生徒の視線を釘付けにするその綺麗な顔で、俺にだけ微笑みかけている。そんな彼女を見ていると、俺の中にモアモアとした感情が膨らんできた。

「なんか納得いかないんだが? 尻餅ついてるのは俺なんだから、どちらかというとこっちの方が被害者だと思うんだが?」
「それはセンセがザコザコ体幹だからです。もっとちゃんとしたものを食べなくちゃ、か弱いままですよ?」

 見ての通りちょっと生意気だ。しかも教え子だから可愛いと思っても女として見れない。
 こんなんだから可愛らしい顔立ちもモデル並みの美貌も俺には効かないわけで、説教のひとつでもしてやろうと思ったが、

「ちゃんと食べてます? センセってお昼はいつも総菜パンで済ませてるようですけど」
「そりゃ弁当作ってる時間ないからな。俺だって忙しんだよ」
「ダメですよ、ちゃんとしたものを食べないと」
「いや、わかっちゃいるんだけどな……」

 逆に説教された。なぜだ? 俺、先生なのに。
 だが辻中の追撃は終わらない。

「よかったら作ってきましょうか? 家《うち》って一応飲食店でもあるからわりと本格的なの作れると思うんだけどなー」
「そ、それって……」
「JK教え子の手作り弁当」
「な……!?」

 今のは効いた。夢にまで見た女子からの手作り弁当。彼女のいない寂しい青春を送った俺には無縁のイベントだ。
 しかし悲しいことに、教え子からじゃ素直に喜べなかった。
 弁当とかもらったら付き合ってるみたいじゃないか。教師と生徒なんだし、倫理的にダメだろ。

「え、遠慮する……!」

 踵を返すと、俺は早歩きになりながら職員室に向かった。

「ふふっ、血相変えて逃げちゃって。やっぱりセンセってかわいいねぇ」

 去り際に辻中の優しげな声が聞こえたが無視だ、無視。きっとからかってるだけだから。俺の反応を見て楽しんでるだけだから。


 こんな感じで俺は辻中に舐められてる。
 だから可愛いだなんて言われないために、俺は生まれ変わるなら細マッチョのクール系イケメンになりたかった。
 だがそんなことを望んだからだろうか?
 俺を待ち受けていたものは、どうしようもないくらい悲惨な現実だった。

「こんな来世なんて……クソくらいだ。こんな最悪な状況で、転生なんて……これが、望みが叶った代償か……?」

 化粧台の鏡に映る俺の姿は、可愛らしい赤ん坊になっていた。


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変更前はこんな感じです。
もし今回の変更が悪かった場合元に戻すかもしれません。

 タイトル
「教え子と結ばれるラブコメ主人公になるはずが、SSSランク魔族の子供に転生して復讐の鬼になる話~魔族管理社会と鬼になった俺~」

 面白い作品ですので、ぜひURLからお越しください。
https://kakuyomu.jp/works/16818093089689547941

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