カクヨムに登録して以来、毎日のように素晴らしい作品に出会て人生がより充実した気がするんです。
だけど、同時に酷く気分が悪くなる物語にも出会う事が多くなりました。
チート能力を使って平気で殺人を犯す物語や、主人公側だからと言ってさも最もらしい理由を盾に、イジメや犯罪行為(飲食物に下剤を混ぜる等)をしてざまぁみろな態度を取る作品がそれです。
正道を持って悪に対するのではなく、陰湿な仕掛けで相手を貶めるようなものはどうにも読むに耐えません。
でもそういう物語って、やたら人気のある作品が多いんですよね。
私がもう古い人間で、今時の若者の感性についていけないんでしょうか。
それとも未熟な若者は、「もし自分が敵側の人間だったら」という思考が欠如しているのでしょうか。
最近私がアニメ映画にハマっている事は、度々この近況ノートで記してきました。
で、つい昨日見た映画で、まさか同じような嫌な思いをするとは思いませんでした・・・・・・まさかの興行作品でこれとは。
「ぼくらの7日間戦争」という映画なのですが、少年少女が大人たちの都合に振り回されるのが嫌で、古い施設に立てこもる話です。それ自体は少年らしく、腕白な点が微笑ましいとも思いました。
が、物語の前半でなんとその主人公たちが、施設の屋上近くまで梯子で登って来た職員を突き落とすというシーンが描かれていました。
地面まで少なくとも10mはあり、普通に転落すれば死んでも不思議ではない状況で、です。
その後の話はもうさっぱり頭に入ってこなくなりました。殺人未遂行為をしておいて若者の悩み話を延々されても、ンなもん知った事か、さっさと裁かれろとしか思えませんでした。
私自身が物語に対して注文の多い、面倒臭い人間である事は自覚しています。
でも、現代で受ける物語の主流がこの有様では、もう自分には世間が面白いと言ってくれる作品は書けないのかもしれません。
まぁグチは言いますが、多分また何か書きますけどねw