メリークリスマス!
この近況ノートは12/24 - 02/18の間、期間限定解放していたものです。
予告通り、限定公開に変更します。
※この近況ノートは一部を残して後半を削除します
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駅前通りは飾り付けられて華やかだ。
ケーキ屋で予約していた品を受け取る。
ううむ……。
こんなものを買う日が来るとは考えてもいなかった。
半額で投げ売りされているコンビニの品ではない。
それなら安いからと仕事帰りに買って一人で食ったこともあるが……今年は違う!
そもそも今日は仕事を休んでいる!
かつて、こんなクリスマスがあっただろうか? いやない!
一緒に過ごす人がいる……。
いいのか、そんなことがあって……!?
爆発しちまうんじゃないか、俺。
俺はアパートへ戻ってきた。
「ただいま」
「おかえりなさい。ゼンジさん」
壁の穴からリンが顔を出している。
俺はケーキを手渡した。
「ケーキ買ってきた」
「ありがとうございます! さっそく開けさせてもらいますね……わあー! 可愛いケーキですねー!」
ファンシーな飾りがついたイチゴショートケーキだ。
買うときはちょっと恥ずかしい感じがしたけど……リンの笑顔を見れば報われた気がする。
リンはキッチンで手際よくケーキを切り分ける。
「あれ? 静かだと思ったらトウコはまだか」
「遅いですねー?」
噂をすれば、騒がしく階段を駆け上がる音が聞こえる。
静かにしないとシモダさんに怒られるぞ!
ドアが派手な音を立てて開く。
「ただいまーっス! やたらと混んでたけどチキンゲットしたっスよー!」
「おう。おつかれ」
「おかえりなさい。トウコちゃん。料理はもうできてますよー」
草原ダンジョンへ移動する。
いつもの食卓にはテーブルクロスが敷かれ、整えられている。
ダンジョンの出入り口のある木を即席のクリスマスツリーに見立てて飾りつけしてある。
モミの木ではないけど、それなりの雰囲気は出ている。
草原ダンジョンは天気が良く春のように温かい。
季節感はないけど、まあいいだろう。
地球の裏側では真夏にクリスマスを祝うんだ。
どこに居たって、平等に訪れる。
ダンジョンだってかまわないだろう。
(以後、限定ノートにてお楽しみください)
(省略二千文字程度)