時々、昔々に読んだ本を思い出し探しみたりします。
既に新冊もない本ばかりで、古本にて幾つか発見して取り寄せ読んだり。ストーリーは案外と覚えているものですが、文体が思っていたものと全く違っていたりします。人の記憶とは不思議なものですね。
しかし、自分の書いた物語が少しでも誰かの心に残ってくれると嬉しいな。
たとえタイトルや詳しい内容まで残らずとも、なんとなくイメージでも残ってくれたら本望。
ちなみに、私もそうした小説があります。
それを読みたいわけではないですが、何となくイメージは頭の中にありつつ、タイトルも詳しい内容も思い出せない。何となく気になって、思い出せない事が心に引っかかっている状態。
それは何冊かのシリーズの小説。明治大正頃の時代をテーマ。主人公の名は「保」、主人公の家族は母と姉。姉とのエピソードで食べ物にカブト虫をのせていた、母のエピソードは白布に赤糸で縫って赤を出さず驚嘆された。家は貧乏だったが、実は祖父がお金持ちだった。主人公は人力夫と仲が良い。柿本という嫌なキャラがいる。長芋か何かの鍋をぴーひゃららと呼んでいた。
とまあ、凄いうろ覚え。
しかし主人公の真っ直ぐ真面目にに生きようとするイメージだけは心の中にあります。