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「“不器用さん”が亭主をつとめます!」あとがき

「”不器用さん”が亭主をつとめます!」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886479712

昨日完結しました。
今回の近況ノートは、作品の反省会です。
ネタバレあります。










































































このくらい開けておけば大丈夫かな。


①執筆のきっかけ
茶道部の物語を書きたい、という欲は、10年以上前からありました。
でも、なかなかストーリーが思いつかず、頭の隅にしまっておりました。
作品を書くきっかけとなったのは、とあるウェブサイトで「左利きだけど茶道部に入っている。なかなか上手くならず、迷惑をかけてしまう」という相談を見たことでした。それに対して優しいコメントが多く、印象に残っていました。
左利きの主人公が茶道をやる話を書こうと本格的に動いたのは、今回のコンテストを知ってからです。
作品タイトルは「“ぎっちょさん”が亭主をつとめます!」にするつもりでしたが、“ぎっちょ”という言葉が放送禁止用語らしいので、それをタイトルに使うにはいかがなものかと思い、由来も響きも一番近い“不器用さん”にしました。
タイトルの“不器用さん”は、不器用な人そのものを指しているわけではありません。


②執筆期間と云々
第一章は1週間で書けました。
そのペ-スでなら2か月で書き終えるかと思いましたが、現実は甘くありません。結局、トータルで3ヶ月半かかりました。
普段はプロットとまでいかなくても、スマートフォンにストーリー展開をメモをしているのですが、今回は無意識のうちにそれをせず、完結間近に気づいて驚きました。純粋なノンプロットで書いていたのでした。

執筆期間が長引いた理由は、ノンプロットだけではありません。
作品に着手してすぐに思いました。
「自分はこの人達(=登場人物)が嫌いだ」
特に、主人公。
湯花奈みたいな人が身近にいたら、真っ先に嫌いになります。自発的に行動しない。すぐに泣く。茶道好きを全面にアピールして、周りのことを考えずに萌え語りを始める。茶道ができないくせに知識をひけらかす。
しかし、湯花奈が嫌い言う以前に、自分に呆れました。
オタク部門でオタク気質な人を書いたつもりでしたが、甘かったです。
“茶道”という以前の“茶の湯”の話とか、煎茶とかも解説したかったのですが、そこまで物語に盛れませんでした。どこかで線引きをしないときりがないです。
全エピソードを予約投稿で定期的に更新できたのは初めてだったので、それは良かったかなと思います。


③ネーミング
登場人物は茶道や季語に関するフレーズを、章タイトルは季語っぽいものを入れました。
“マスカット”と“苹果”は季語ではありません。


④お礼
いつもありがとうございます。
皆様のお蔭で作品ができています。
皆様が拙作を気にかけて下さるので、拙作も登場人物も生きることができています。


⑤読者様にお願い
イベントでお茶席を設けているところもあるので、比較的気楽に茶道に触れることできると思います。
ただし、写真撮影はご遠慮下さい。
もしもどうしても撮りたいのであれば、お茶席の一番偉そうな人から許可を頂いて下さい。
お点前の最中にばしゃばしゃ撮られると、皆良い気がしません。
足が悪いからといって、待合室の椅子をお茶席に入れるのもやめて下さい。健康上の理由で椅子を使いたいことを、お点前の前にお茶席の人と建物の事務所の人に伝えて下さい。


最後に。
恒例の脳内キャスティングです。
あくまで紺藤の主観なので、皆様がお読みになるときは皆様のイメージでお願いします。


     ◇   ◆   ◇


野村湯花奈:森川 葵

一ノ瀬掃部:高杉真宙

三原 早苗:伊藤沙莉

一ノ瀬建水:浅香航大

那須野夕子:小林涼子

笹木 香織:橋本 愛

松山ありさ:清野菜名

茶道部の部長:秋山ゆずき

商工会議所の職員:白洲迅

よっくん:福山康平

野村  哲:山田裕貴

北見  優:永井 大

一ノ瀬の父:田辺誠一

野村の父:神保悟志

野村の母:高島礼子

野村恵里奈:戸田恵梨香

益田 琳子:上野樹里

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