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あとがきにかえて

「それでも、ケアをさせて頂きたい」
先日、無事に完結しました。
ありがとうございます。皆様のおかげで作品を書き終えることができました。
裏話というか、執筆中に考えたことなどを書かせて頂こうかと思います。


「働くヒト」小説コンテストが告知される以前に、「SS ――ショートステイ――」と「泰造さんの旅のおはなし」はオフラインで書き始めていました。
しかし、「SS」は結論の出る物語ではなかった。「泰造さん」は、単体では分かりづらいことが発覚。
頭の中でストーリーを考え始めていた「オレンジリング」とあわせてオムニバス形式にすることで落ち着きました。


反省点はたくさんあります。

訪問サービスが全く描けなかったこと。

介護以外の職種(看護師や管理栄養士など)が描けなかったこと。

章をいくつか削除したこと。

20代の介護職員だからこその強みが書けなかったこと。

主人公のひとりである高橋瑠衣の背景(家族や性格の細かい部分)が薄かったこと。

レビューでも指摘された、働く人への負担について、くそふんわりしか言及できなかったこと。

わかりやすく書けず、1話で脱落する人を多く出してしまったこと。

登場人物の挫折の背景が重過ぎること。

死生観がえがけなかったこと。

登場人物に俳優のイメージをつけていたので、不自然かもしれない。

執筆が遅い。

などなど。


それでも、読んで下さったかたがいたことは、とても心強かったです。
今回介護の小説を書いたのは、コンテストのためだけではなく、小説にすることで介護に関心を持って頂きたい、という思いがありました。
成功したのかな、逆に悪いイメージを助長してしまったかな。
今でも不安です。
しかし、後悔はしていません。
コンテストの読者選考は通過しそうにありませんが、「それでも、ケアをさせて頂きたい」を公開することができて、良かったです。
皆様、本当にありがとうございました。

5件のコメント

  • ひとみさんこそ、おつかれさまでした。
    少年保護司と梱包、両極端のような題材でそれぞれ作品を書くことができるひとみさんには頭が上がりません。
    私は、ひとみさんには遠く及びませんでしたが、コンテストに参加できて良かったです。
    ありがとうございました。
  • こんにちは~。お邪魔いたします^^

    このたびは、拙作『春夏秋冬』に、訪問&コメント、そして★レビューまでいただきまして、誠にありがとうございます!

    ご指摘の内容、改めて反省を感じるところがありました。上手く修正できるかわかりませんが、少しずつ変えてみたいと思います。
    なかなか、あのようなコメントをいただくのは滅多にないので、大変ありがたく思っております。ありがとうございました m(_ _)m


    「それでも、ケアをさせて頂きたい」


    コンテスト中に訪問できず申し訳ありませんが、これより少しずつ読み進めてみたいと思っております。
    短歌も気になるところですし……。

    取り急ぎ、御礼にて失礼いたします。
    今後とも、宜しくお願いいたします m(_ _)m



  • 愛宕平九郎様
    こんにちは。ノートへの書き込み、ありがとうございます。
    昨日のうちに気づいてはいましたが、夜勤の最中だったので、返事を書くことができませんでした。
    辛口な評価とコメントを申し訳ないと思っていましたが、肝心な場面だったので、あえてあのように致しました。
    それなのに、拙作の「橙の輪」と「それでも、ケアをさせて頂きたい」を読んで下さり、なんとお礼申し上げたら良いのやら……!
    とりあえず、「ありがとうございます!」。
    応援コメントへの返信は、ちまちま投稿させて頂きます。
  • はじめまして!水谷一志です。フォロー、ありがとうございます!

    紺藤さんの作品、またじっくり読ませて頂きます。

    ちなみに、僕は介護職員ではありませんが、知的障害者の入所施設に勤務しています。
  • 水谷一志様
    初めまして。紺藤香純です。
    こちらこそ、よろしくお願いします。
    知的障害者の施設に勤務されているのですね。
    介護とは似て非なる業界。興味深いです。
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