実はね…またまたサオが折れやがったっちゃ(泣)
とはいっても、足の親指と親指の間にあるサオが、使用中に中折れしたワケじゃないよ。
ホ・ン・ト、念のためにゆーけどね。
そもそも、お金払わなくてサオ使える相手なんかボクにはいないから!
っち、何のハナシよ!
今、そっちのサオ事情はどーでもいー。よくないけど、あえていーことにしちょく。
と、ゆーワケで。
今回は、おニューのサオに魂がこもったお話。
前回の近況ノート、「やっと二本目!」の翌日、さらにもう一本を出すため同じ場所へ行った時の出来事。
障害物が多い場所で釣っていると、リールを巻いた直後、根掛かりの感触。
サオがギリ届かないくらいの距離。
予想はできていた。
ガッツリ掛かってはいないはず。
軽くあおって外すことに。
しかし、外れる気配全く無し。
あーあ。切るしかないか。またリグり直さんといかんかな。面倒っちぃ。
そんなことを考えながら、さらにあおると、
ベキッ!
イヤな衝撃。
へ?今の…何?
反射的にサオ先を見ると、三番目のガイド付近から折れ、糸を伝って水面へと向かうロッドティップ。
予想外の出来事に目が点。
年明けに修理が終わったサオ。
さあこれから!と張り切ったのもつかの間。
一本も上げることなく逝っちまいやがった!
このタックルだけしか持ってってなかったので強制終了。
それにしても、一切無理なんかしてないのに、なんとゆー呆気ない最期。
強さが売りのサオやなかったと?
数回の釣行でこの有様とか、どーゆーコト?
マジで「欠陥品じゃないと?」とか疑ってしまいたくなるような脆さ。
ダダ下がりのテンション。
再度、修理に出す気も失せてしまう。
とはいえ、この一本を失うとリョウガの出番が無くなってしまうワケで。
それは避けたいから、次の日会社終わると坊ちゃん連れてソッコー釣具屋へ。
サオのコーナーにて、手に取り振ってみながら決める。
が、どれも魅力的。
すぐには決まらなくて時間だけが過ぎてゆく。
しばらく探しているうちに3/16~1.5oz(5~42g)と、使用範囲がエラく広いサオ発見。
タトゥーラ・エリートTAEL731HFB。
ピッチング用のサオで、プロモデル。
タトゥーラなのでリール同様、値段もそこまで高くない。
これ、いーやん!
無事、リョウガの相方見つかった。
持ち帰り、リールをセット。
リョウガのリールフットは小さくて薄いので、セットした時のサオとの一体感がイマイチよろしくない(丸型ベイトはメーカー問わずこの傾向が強い)んだけど、これはギリ加工無しでイケるレベル。
幼馴染に写メったり、糸を通して曲げてみたりして愛でる。
さあ!これからは魂込めるのに専念だ!
てな具合で燃えまくるものの、デビュー戦は寒の戻りでボーズ。
投げた感じが分かっただけでも良しとするか。
ちなみに長さがあるのでまあまあ投げやすい(ブン投げるためのサオじゃないけどね)。
次の日も寒くてダメ。
さらに数日後、気温も上がったのでイケるかと思ったけど、やっぱし釣れない。
天気安定するまで無理やな。
そして、出直したのが一昨日。
ここ数日、気温も安定し、水色も良くていー感じ。
ただ、少し気になるのが水位。
二本目を釣った次の日ぐらいに水門が閉まり、1mほど上昇している。
魚の居場所はどーなった?
まずは巻きで居場所をサーチ。
ブラックレーベルFM701MHFB+T3 SV6.3R-TWで、ルアーをローテーションしながら消波ブロック帯をランガン。
しかし異常無し。
今日の好みはどーも巻きじゃないっぽい。
巻きのタックルはクルマにぶち込み、タトゥーラ+リョウガセットへとチェンジ。
ルアーはDDDシャッドの1.5号ナス型オモリのショートリーダーダウンショット。
二本目を釣ったポイントに腰を下ろし、釣りはじめるとすぐに対岸の釣り人が巻きでデカいのを釣る。
え?やっぱ巻き?
考えがブレたものの、頭の中は既に撃つモード。
ボーズ覚悟でそのままワームを引き倒す。
根掛かりは相変わらず多く、数投でワームが裂けてチェンジ。
ゲーリーとフィッシュアローの合作、FAホッグ。
しかし、イマイチこれじゃない感。
気分がのらないと、さらに釣れなくなるので4インチシュリンプにチェンジ。
少し遠投し、流心辺りにある旧河川跡に並ぶ竹の矢板チックなストラクチャーを狙う。
しばらく頑張っていると、
ブルンブルン!
と、元気なアタリ。
ギルかな?
そう思ったけど、本命かもしれないので、違和感を与えないために張った糸を気持ち緩めて待つことに。
持って行くであろう時間待っても、そんな気配無し。
とりあえずアワセるけど、そこに重さはない。
やっぱギルやったみたい。しかし、ギルがアタるとゆーことは、本命もアタる可能性が十分にある。
期待に胸を膨らませ、角度を変えつつ投げ続けることしばし。
先程と同じストラクチャーで、またも、
ブルン!ブルンブルン!
サオ先を持って行くほど派手なアタリ。
ギル?
でも、さっきよりは重い感じ。
もしかして本命さん?
期待度MAX!
送り込み気味に待つと、アタリが止まる。
しまった!放したか?
とりあえず、アワセてみると、
ん?重さはのっちょーみたいやけど…なんか軽い?
変な感じ。
チビかな?
しかし、リールを巻いた直後、突如重くなり、一気に水面へと走ってエラ洗い。
魚体があらわになる。
長さはそこそこやけど太い?
横方向に走り、消波ブロックの隙間へと潜りこもうとする。
かなりの重量感。
サオを立て、リールを強引に巻くと、こちらを向く気配。
首を振り、色んな方向に突進するけど、のされてしまうことはない。
お~!ベリー(サオの真ん中付近)からバット(サオの元の部分)にかけてのパワー、大したもんやんか。
さらにリールを巻くと、水面に顔をだす。
結構デカい。
なおも抵抗。
エラ洗いしたり、手前の消波ブロックの隙間へと潜ろうとするが、サオを立てて応戦すると、どうにか浮いてきた。
間近で対面。
太い!
さて、抜き上げパワーはどうかな?
せーの!で大きくサオを立てると、ぶっ飛んできた。
H(ヘビー)アクション特有の安心感。
なかなか強いやんか!
使用感、合格!
改めて魚体を観察。
真ん丸に肥えた産卵直前の女の子。
アワセるのをちょこっと躊躇ったため、飲まれ気味…なのはいーが、ハリが刺さっているところを見て唖然。
うわ~…エラの付け根やん。
ここに刺さると結構な確率で大出血し、逃がしてもしばらくしたら、もがき苦しみながら浮いてきて死んでしまう。
ゴメンね!魚!お願いやき血ぃ出らんで!
祈るような気持ちでエラの間からペンチを通し、ハリを外すと、
よかった~…。
出血無し。
さっさと写真を撮って、長さを測り(帰って正確に測ると43.5cm!多分1kg超え)
ありがと!バイバイ!
水に浸けると元気に深場へと戻って行きましたとさ。
と、まぁこんな感じでおニューのサオに魂がこもったのでした。
めでたしめでたし。
それにしても最近サオ折り過ぎ!
どうか今後も折れませんように!