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やっと二本目!

かなり温くなってきたし、春爆に当たるかも!

そんな淡い期待を胸に釣行です。


釣りにはしょっちゅう行っているのだけれど、とにかく釣れないのよ、これが!
どのくらい釣れないかとゆーと、一月の釣り初めで釣った一本のみ。
あれ以来、完全ノーバイト。
釣りネタ書きたくても書けなかったんですよ。



とゆーワケで!
ここに書いたとゆーコトは、やっと釣れた!とゆーコト。
あまりにも嬉しかったので、自慢話をさせてもらいますよん♪

晴れ☀&ポカポカ陽気。
となると。
行くしかないじゃないですか!
とりあえず、遅めの昼飯を済ませ、場所とタックルの選択。

場所は。
いつも行っている「ゴムの場所」は、異常なまでの人間の多さと根掛かりの糸で荒れまくり。
もぉホント、何をしても食ってこない(食わせきらんだけかもやけど)状況なので却下。
気分を変える意味を込めて、少し下流を狙うコトに。

タックルは。
先ず一本目は…温いし、釣れたら嬉しいので巻き。
ブラックレーベルFM701MHFB+T3 SV6.3R-TW。ラインはナイロン16ポンド。
二本目はスピニング。
ブラックレーベルSSS6101MLXS+ルビアス2506。ラインはフロロ5ポンド。
三本目はベイトフィネス。
ブラックレーベルPF6101MLFB+SS AIR8.1R。ラインはフロロ8ポンド。
四本目はベイト。
ギャレットディツアーエディションGDEC622M+ミリオネアHL-SLC凛牙。ラインはフロロ14ポンド。
と、猛烈に手堅い(一本目は除く)チョイス。
こいつらをハイエースにぶち込み、さあ!出発だ!!


到着してすぐポイントの様子と水色を見る。
濁り過ぎでも澄み過ぎでもない、いー感じの水色。水位も問題無し。

気温も高いし、巻きで来るのでは?

直感は結構大事。
とゆーワケで、まずは巻きから。
選んだプラグはラトルインワイルドハンチ黒金。
足元から数メートル先にある消波ブロック帯がなんとも美味しそう。
扇形に万遍なくサーチ。
下流方向に投げ、消波ブロックに当て、ヒラを打たせながらトレースしていると…。
モッ…と重くなる。

え~くそ。またゴミか。

さっきから何度かそんなことがあったもんで、気にせず巻き続けていると、寄ってくるはずのコースから徐々に外れ、終いには生命感。

へ?何これ?もしかして食っちょーん?

という考えに至ったときには遅かった。
目の前数メートルのところで首振り一発。

はい!さようなら。

って、え~!

逃げてゆく姿をはっきりと確認。

結構デカいじゃないのよ!

魚はあざ笑うかの如く、ゆっくりと深場へ。

あまりにもプラグのアタリっぽくなくて、アワセることができず。
ゆっくり巻きだから、向こうアワセにもなってない。
到着数分で痛恨のバラし。
いきなしの大ショック。
がしかし、早い時間で巻きに出た。

もしかして、根気よく巻き続ければこれ、釣れるんじゃねぇ?

バラしたけど期待してしまう。

基本、回遊待ちでじっとして釣るスタイルの自分としては珍しくランガン。
そこから上流へ向かって10~20m刻みで丁寧に撃っていく。
2~300mほど移動してみたものの異常無し。
折り返し、ルアーをローテーションしながらクルマのところへと戻るけど、結局異常無し。
プラグでの反応はあれ一本のみ。

タックルを積みこんで小移動。
折り返し地点よりさらに数100m上流へ。
ここはまあまあの実績場。
足元は矢板が打ってあり急深。際から数m先まで消波ブロック。これが数100m続く、比較的大規模なポイント。

巻き以外の三本を下ろす。
まずはスピニングから。
ルアーはレッグワームのダウンショット。
垂直護岸から消波ブロック帯へと変わるシチュエーション。
どちらも狙えるよう、境目に座って扇形に投げまくる。
開始後数投で根掛かってロスト。
スプリットショットへとリグり直す。
ワームはシャッドシェイプ。カラーはパンプキン。
消波ブロック帯へとキャストを繰り返していると、モッ…と重さがのる。

ん?

巻くのをやめ、聞いてみると

グッグッグ…

持ってった!今度こそは!

一呼吸おいてアワセる。
と同時に

ジ―――!

ドラグが悲鳴。
走られて、一気に消波ブロックの隙間へ。
そして、

プチッ!

ラインブレイク。
本日二本目のバラシ。
水面には魚の暴れた波紋。

今の、でったんデカかったんやないと?

マジで泣きそう。やっぱヘタクソスピニング。


この失敗を踏まえ、ベイトフィネスにチェンジ。
ワームは4インチカットテール。カラーはパープル。リグは1.8gライトテキサス。
しばらく頑張ってみるものの異常無し。
2.5gスモラバ+ディトレーターにチェンジ。
それでも異状無し。

今日もダメか?

先程の、二本のバラシが悔やまれる。
段々と下がってゆくテンション。


気分を変えるため、普通のベイトタックルにチェンジ。
このセット、魚を連れてくる確率の高いヤツ。
あまりの釣れなさ(とゆーか、下手過ぎてバラした)で、そんなコトに縋りたくなる心境。

ルアーはドライブスティック3.5。茶とオレンジのツートン。ハリのシャンクに板オモリを巻いたモノ。
6時を回り、だんだんと暗くなってきたところで、小魚が跳ねだす。
時たまボイルらしきものが起こるようになる。
足元で結構なサイズの魚(恐らくバス)が反転していたりする。
生命感が急激に増し、イヤでも期待してしまう。

流心方向に投げ、深場を狙う。
底を取り、大きくゆっくりとサオをあおって舞い上がらせ沈め、弱った小魚を演出。
消波ブロック帯の境目を感じたところで、小刻みにサオ先をあおり、テトラの表面に付着したエサをついばむ小魚を演出。
といったアクションを繰り返す。
すると…

コツッ!

消波ブロックに乗った状態でアクションさせていると、小さいけど鋭い衝撃がサオ先に伝わる。

ん?来た?

待ってみると、

グッグッグッ…

持ってった!
一呼吸おいてアワセると、

あれ?バレた?

思ったよりも軽い。
しかし、リールを巻くと、一気に流心へと突っ走る。

マジで?でったん強いやんか!

走る方向がだんだん斜めに。

ヤバイ!テトラに潜られる!

サオをさらに立て、必死こいて巻くと、フルロックのドラグが滑る。
ガリッガリッとイヤな感触。

うわ~。テトラに擦れよるやんか。これ、取れんかも。

バレるシーンが脳裏をよぎる。
それでもひたすら巻き続ける。

ガボッ!

水面付近で反転。
重々しい水音。
消波ブロック帯の真上。
潜られんように慎重に。
糸の貼り具合や、サオの角度を気にしつつ寄せてくる。
その間も抵抗。テトラの隙間に潜ろうとするから、巻くのをやめ、サオを立てて応戦。
なんとか止まったので、再び巻き始める。
足元のテトラの穴へと突っ走るのをサオの弾力で回避。
この抵抗が最後となり、流石に観念したのか、大して暴れることなく目前まで寄ってきた。
左手を高く上げ、寄せる。
水面に出た頭を見ると、デカい!しかも太い!
左手をさらに上げ、右手親指を口にねじ込み、下アゴを掴んで…

取った!

抜き上げて、マジマジと見る。
何度か釣られ、口は少し歪になっているものの、他に傷はなくキレイな魚体。
ぼってりとして、いかにも重そうな形がカッコイイ!
とゆーことは、産卵を控えた女の子。

久々の記念撮影。
スマホのカメラを起動させ、まずはサオと並べて一枚。
バス持ちして一枚。
持ち上げるとかなりの重量感。多分ヨユーの1kg超え。
ロッドエンドに尻尾を合わせ、アゴの位置を覚え、帰って正確な大きさを測る(スケール持って来とけよってハナシ)。
指を広げ、ザッと測ると二回と5cm=45cm!
撮影と測定を終え、水に浸け、そっと手を離したら、ゆっくりと深場へ。

いや~。
それにしても、嬉しかったなぁ~☆彡
ボチボチ撤収しようかと思っていた時に食ってきてくれたドラマ魚ですよ!


帰ってちゃんと測ってみると45cm。
今年一番の大物です!
っち、まだ二本しか釣ってないっちゃけどね。

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