うん、これは聖女だ。間違いない。
◆ シャミーナ (Shamīna)
【概要】
一人称は「私(わたし)」「わたくし」。二つ名は〈聖女〉。エジプト代表のSランク探索者にして、〈黄昏の錬金術師〉を神と崇めるクラン〈教団〉のトップ。現在は月面都市ギルドのギルドマスターも務める。褐色の肌と艶やかな黒髪を持つ絶世の美女で、「魔導具狂い」と称されるほどのアーティファクト収集家。
【人物・内面】
普段は冷静で理知的な〈聖女〉として振る舞うが、崇拝する主(椎名)が関わると、途端に芝居がかった大仰な言動を見せる熱狂的な信者と化す。彼女にとって椎名は「神」そのものであり、彼の言葉は絶対。その理想を実現するためなら、いかなる手段も厭わない。一方で、神の威光を汚す者には「死んで償いなさい」と即座に裁定を下す、過激で危険な一面も併せ持つ。
「ああ、我が神よ――ご尊顔を拝した喜びで、このシャミーナの胸は幸福で満ち溢れております」[第36話]
「神の試練から背を向けた者に、神の慈悲に縋る資格はありません」[第604話]
【経歴・役割】
エジプト代表のSランク探索者。〈教団〉の長として、アラブ地域全域に絶大な影響力を持つ。
第二章
月面都市の完成式典で、椎名と初めて謁見。彼を「神」と崇め、その場で熱狂的な信者となる。
第三章
月面都市ギルドのギルドマスターに就任。
第七章
月面都市で、天使化したミハイルと交戦。窮地に陥るも、椎名に助けられる。戦いの後、赤ん坊になったミハイルを引き取り、「神子」と称して育てることを決意した。
第九章
日本のダンジョンで発生した危機的状況を、椎名が与えた「試練」と見抜き、静観。戦後、自らの権限で八重坂姉妹を〈聖人〉に認定し、世界に布告した。
第十一章
鳴神市を襲撃した天使の軍勢との戦いに介入。Sランクの名に相応しい卓越した戦い方でゼルエルの動きを封じ込め、朝陽たちの勝利に貢献した。
【能力】
ユニークスキル
布を纏う姿なき神《メジェド》:三つの天秤を操る特殊な権能。
黒の天秤:自身より魔力が劣る相手の全スキルを封じる。
白の天秤:儀式や魔力を無視して神を召喚する、通称「神様ガチャ」。何が召喚されるかは運次第。
灰の天秤:〈聖印〉を付与した相手に、距離に応じたペナルティ(神罰)を与える。
神降ろし
私はあなたの名を知らない《ノーメンネスキオー》:〈白の天秤〉で召喚した名も無き神の力を、自らの身体に降ろす。
その他の能力
魔導具への深い造詣:「魔導具狂い」と称されるほどの専門家。数百の魔導具を蒐集・使いこなし、相手の魔導人形の制御を奪うなど、高度な魔力〈干渉〉技術も持つ。
政治的影響力:〈教団〉の長として、国家元首とも対等に渡り合う絶大な影響力を持つ。
