マギアギアの第五世代です。
なお、画像のステータスはあくまでイメージです。
下記のリンクはキャラクター関連資料の早見表です。
https://kakuyomu.jp/users/193karasumake/news/822139846020202979
魔導具設定資料:魔導式補助端末・マギアギア(第五世代/ステータス測定機能搭載モデル)
【概要】
世界最大の魔導具メーカー〈トワイライト〉とアメリカの企業〈ゼニス・コーポレーション〉が合同で開発した、新時代の携帯端末デバイス。元々はアメリカ国防総省主導の次世代探索者支援システム〈プロジェクト・マギア〉として開発が進められていたが、技術的な壁に直面していたところを、〈NOAH〉の所有権を引き換えに〈トワイライト〉が技術供与を行い、完成へと至った。
当初は探索者専用のデバイスだったが、機能を限定した一般向けモデルも販売され、現代のスマートフォンに代わる通信機器として爆発的に普及。現在では若者を中心に、「携帯電話といえばマギアギア」と言われるほど社会に深く浸透している。
そして現在、これまでの地球の常識を根底から覆す最新の「第五世代モデル」の実用化・普及が急ピッチで進められている。第五世代に搭載される機能の一つ「ステータス測定機」の技術特許は、暁月椎名(神の子)の特許を管理する財団〈ALF(暁月レガシーファンド)〉が保有・管理している。ALFからライセンス供与を受けた各国の主要企業――日本では国内最大の生産クラン〈迦具土(カグツチ)〉、アメリカでは〈ゼニス・コーポレーション〉など――によって生産が行われ、普及に向けた準備が進められている。
【形状・性質】
外観は洗練されたスマートフォンほどの大きさをした板状の魔導具だが、内部には最先端の魔導工学が詰め込まれている。最大の特徴は、探索者向けモデルであれば充電を必要とせず、使用者の「魔力」を取り込んで動作する点にある。一般向けモデルは、魔力を持たない人間でも使用できるよう、内蔵された「魔石」を動力源とするよう改良されている。
また、光魔法を応用した空間投影(AR)ディスプレイ技術が搭載されており、空中に立体映像やウィンドウを浮かび上がらせ、直感的に操作することが可能となっている。
第五世代への組み込みが予定されているステータス測定機は、端末の中央に「宝玉(コア)」が組み込まれており、そこに指を触れて魔力を流し込むことでシステムが起動する。起動後は、空中にステータス(半透明のホログラムウィンドウ)が展開される仕組みになっている。これを第五世代のマギアギアに組み込むことで、従来の魔石モデルと同様に、一般人でもステータスの計測が可能となる。
【能力・機能】
・探索支援機能:
本来、ダンジョン内は特殊な磁場により通常の電波通信が不可能だが、マギアギアは魔力を用いた通信技術により、ダンジョン内での通信や位置情報の共有を実現している。さらに、自動マッピング機能、モンスターのステータス確認、採取可能な素材のデータ閲覧など、探索に必要な情報処理を網羅している。
・サポートAI〈NOAH(ノア)〉:
端末の高度な情報処理を支えているのが、サポートAI〈NOAH〉である。世界中のあらゆるAIの雛形となったこの超高度AIは、かつて学生時代の暁月椎名が、独自のプログラミング言語――母親から教わった魔導術式を元に開発した独自言語――を用いて生み出したものである。
・カスタマイズ性:
神咲真白が所持するマギアギアのように、使用者の特殊な能力(〈精霊の眼〉など)と同期させ、広範囲のダンジョンマップをリアルタイムで視覚化・投影するようカスタムされた特注品も存在する。
・【第五世代追加機能】独立型サポートAI〈F.A.I.R.Y.(フェアリー)〉:
第五世代最大の特徴。地上のネットワーク回線に依存せず、スタンドアロン(独立型)で動作するサポートAIシステム。起動すると中央の宝玉から、手のひらサイズの可愛らしい妖精の立体映像が空中に投影される。使用者の「演算領域(リソース)」を拡張し、魔法やスキルの発動を最適化してサポートするため、通信が完全に遮断されたダンジョン内でも、探索者の生存率を飛躍的に高めることができる。
・【第五世代追加機能】ステータス測定(レベルの可視化):
使用者の「魂の器」に含まれる情報を詳細に解析・測定し、各種ステータスや適性、そして魂の情報量を数値化した『レベル』を表示する。
・レベルの基準:
魔力を持たない一般成人男性の平均値は「5」前後、中堅とされるCランク探索者で「30」前後。レベルが200を超えればAランクの中でもトップクラスであり、400を超える者は間違いなく「規格外(準S級・Sランク級)」に数えられる。ただし、レベルはあくまで魂の情報量を数値化した目安に過ぎず、戦闘能力=レベルというわけではない。長年の経験や技術などは数値には現れないためである。また、基本的には、得意とする能力値はレベルの約半分程度に収束する傾向がある。
・魔力回路の構築と〈転写〉:
第五世代を用いて訓練を行うことで、本来は生まれつき魔力回路を持たない一般人でも、体内に魔力回路を獲得することが可能となる。ただし、それにはレベルが「10」以上に達していることが条件となる。〈魔力同調〉を用いることで、魔力回路を肉体へ転写する。
【リスク・制約】
探索者にとって必須とも言える万能デバイスだが、極端に魔力濃度の高い場所や、呪素によって発生する電波障害(ノイズ)の中では圏外となり、通信機能が使えなくなるという弱点がある。また、ダンジョン内では通信距離にも制限がある。基本的には地上のネットワーク回線を利用して通信を行っているため、完全に外部から隔離された結界内や極限環境下では、互いの魔力波長を登録して使用する「通信用の魔導具」に利便性で劣る場面も存在する。
・第五世代導入に伴う「ステータス格差」の懸念:
能力が明確な数値(数字)として可視化されるため、「持てる者と持たざる者」の格差や優劣が白日の下に晒されることになる。これにより、就職や進路などに影響を及ぼし、深刻な社会的摩擦――いわゆる「ステータス格差」――を引き起こす懸念がある。また、ステータスは極めてデリケートな「個人情報」に該当するため、ギルドや各国政府による法制度の整備や情報管理ルールの策定が急務となっている。
・魔力中毒の危険:
魔力適性のない一般人が、魔力回路を獲得するために第五世代を用いた訓練を受けると、過度の魔力酔いや、最悪の場合は深刻な「魔力中毒」を患う危険がある。
【作中での活躍】
物語の序盤から、探索者の日常ツールおよび戦闘時のサポートデバイスとして幾度となく登場する。掲示板での情報収集など、現代のスマートフォンと変わらない使われ方もされている。最近では、朝陽がCMモデルを務めたサポート音声付きの「ヴァルキリーモデル」が発売され、熾烈な予約争奪戦が起きるなど、流行の最先端となっている。
第一部のクライマックスでは、椎名が世界樹と〈NOAH〉を介して、世界中に普及した無数のマギアギアを含む全ネットワークをハッキング。〈星の海〉から情報をダウンロードするための「超巨大な並列演算装置」の一部として利用するという、人類のインフラそのものを巻き込んだ神の奇蹟の舞台装置にもなった。
日本の首相官邸で行われた歴史的な「三者協議」にて、椎名がステータス測定機の試作機を提示し、出席者を驚かせる。その後、アメリカ・オーランドのギルド本部で開催された緊急理事会において、各国の首脳や要人が見守る中、中継を伴う大々的なデモンストレーションを椎名と一ノ瀬香織が実演。アレックス・テイラーが「レベル619」、イギリス女王が「レベル495」、そして楽園の主(グリムゲルデが変装した姿)が「レベル1100」という驚異的な数値を叩き出し、世界中を震撼させた。
ステータス情報の取り扱いに関する法整備を始め、課題は残っているものの、現在では普及に向けてギルドや各国が動き出している。ALFからのライセンス供与を受け、各国の企業が生産体制を整えるなど、着実に準備が進められている。
※このイメージイラストは、すべてAIの画像生成で製作しています。