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ロマン・エイジⅥを公開して

ファンタジーノベル『ロマン・エイジ』をご覧いただき、ありがとうございます
作者の葉桜 藍です

今回はロマン・エイジⅥを公開するにあたり、お話したいことがあり、ここに書き記そうと思います

特に重要な話でもなく、自分が話しておきたいだけのものなので、興味がある方だけお付き合いいただければと思います

今回更新しているロマン・エイジⅥ。実を言えば今年の春にはほぼ書き上げており、あと少しで公開という段階になっていました

ですが、その時にロシアとウクライナとの戦いが始まりました

Ⅵは戦争を題材にしていることもあり、この時期に公開するのは適当ではないと判断し、公開を断念していました

そうなった時、それまで別サイトで公開していたシリーズを、他のサイトでも公開することに決めたのです。ここで公開を決めたのはそういった事情がありました

今年のほとんどはすでに公開していた作品の修正や各サイトでの作品管理に費やし、新たに公開したサイトでの活動を行ってきました

そうしたことを乗り越えて、最新作であるⅥをやっと公開することになりました

正直、まだロシアとウクライナの戦いは終わっていない今、公開することが適当かどうかはわかりません

ですが、作家としての私の想いは一つでした。書き上げた物語を公開したい。この物語をみんなに読んでもらいたい

こうして、Ⅵを公開することとなりました

ロマン・エイジでは戦争を語っております。この物語で描かれている戦争、そしてそこで語られる想いは、私の歴史や戦争に対する考えでもあります

批判覚悟で言いますが、私は戦争を否定しません。否定してはならないと思っております

戦争はできるかぎり避けねばならない。戦争しないで済むのであれば、それがいい。それは否定しません

ですが、私たちが繁栄を享受する現代という時代は、これまで戦争を繰り返し、流血を積み重ねてきた人類が、その歴史の果てに得た繫栄であり、やっと得られた平和でもあると思うのです

もし戦争を否定するのであれば、これまで戦争を繰り返してきた過去の歴史を否定することであり、それは現代の繁栄を享受する我々自身も否定すると思うのです

Ⅵではキャラたちが戦争を前に多くのことを語っています。それは私の戦争に対する考えでもあり、これから人類が歩むべき道だとも思います

歴史や戦争はロマンや冒険だけでは語れないこともわかります。多くの悲しみや苦しみを生むことも理解しているし、許してはならないとも思います

ウクライナでの戦いは多くの苦しみが生まれました。時々、人類は世界大戦の時から進歩していないのではないかと、そんなことを考えることもあります

ですが、それでも私は信じたいのです。人類は愚かなだけではない。世界は汚いだけではない。

人類も世界も悲しみや苦しみが多いけれど、それを乗り越え、上回る強さを尊さがあるのだと、私は信じたいのです

この物語からみなさんが何を感じ取るのかはわかりません。批判や抗議を唱える人もいるかもしれません

ですが、どうか純粋にこの物語を楽しんでほしいと願います。

この物語がみなさんに、何か尊いものを与えることができればと願います

長々と語ってしまいましたが、Ⅵは次が最後の公開となります。

どうかエピローグまでお付き合いいただければと思います

ありがとうございました

2022/12/27 葉桜藍

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