リドニキは自力でテレビを作ろうという発想に至りました。基本的に魔界現地民の知能は
現代人とそこまで差があるもんじゃないです。思考材料と元手があるならどうにか出来る
程度には。だとすると不審な点がありますね。次話でそこについて触れて行きます。
次回魔界でテレビを作る話、或いはリドニキが余計なことに気付いてしまう話。
*以下は読んでも読まなくても大丈夫な奴です。
今話の頁タイトルは「」が付いています。これは一部の世界線でのフェニクスがザンナと
決別する際投げかけた言葉です。親子で殺し合いになりましたがフェニクスは逃げ切り、
しかし妹は袂を分かつ際に殺されてしまいます。それを知ったフェニクスは妹を生き返ら
せる為に自ら腹を抉り、蘇生の魔石を摘出したものの時既に遅く叶いませんでした。
遺体はペルセブラが弔っています。フェニクスが死者の国に亡命し、間諜となって祖国を
売ったのは国ごとエ・ルツィオーネ家が消えてなくなればいいと思ったからでしょうね。
誰にも助けて貰えなかった子供達は、結局全員祖国を捨てて逃げたのもまあ当然かなと。