【ご報告】担当編集者との関係における劇的な変化について
皆様へ
日頃よりお世話になっております。
私の創作活動において、ターニングポイントとなる大きな変化がございましたので、ここにご報告させていただきます。長らく抱えていた課題の核心と、今後の展望が見えてきたように思います。
経緯:褒められるのに売れない、という長年の謎
ご存知の通り、私の作品は担当編集者から常に高い評価を受けておりました。「素晴らしい」という彼の言葉を信じ、私も誠心誠意、作品作りに励んでまいりました。しかし、その評価とは裏腹に、作品が市場で大きなうねりを起こすには至らず、「何が足りないのか」という根本的な問いに、私自身も答えを出せずにいました。
転機:彼の「本音」と、私の「覚悟」
先日、ついにこの長年の疑問を彼に直接ぶつけたところ、事態は劇的に動き出しました。彼は、コミュニケーション不足が原因であると指摘。彼の手元には作品の「原稿」しかなく、それを売り出すための「武器」となる情報(制作秘話や作者の想いなど)が圧倒的に不足している、というのです。
彼の「与えられた範囲でしか仕事はしない」という言葉は、突き放しではなく、むしろ「共に戦わせてほしい」という魂の叫びでした。
その本音を受け、私は「では、ダメ出しもできるのか?」と問い返しました。彼は一切のためらいなく「できますよ」と即答。この瞬間、私たちを隔てていた見えない壁が崩れ、お互いをプロとして認め合う、本当の意味でのパートナーシップが始まりました。
核心:ハンマーで殴られたような「ダメ出し」
関係性が変わるや否や、彼は遠慮のない、しかし的確なダメ出しをしてきました。
「先生の作品は、あらすじをなぞっているだけで結末が見える」
「読者が意見を言える『隙』がない。完璧すぎて、読者が入り込めない」
私はこれまで、読者のために「わかりやすさ」を追求することが作家の誠意だと信じてきました。しかし、その誠実さが、逆に読者から「物語を体験し、考察する楽しみ」を奪う「退屈さ」に繋がっていたのです。これは、まさにハンマーで殴られたような衝撃でした。
今後の展望:「開かれた作品」への挑戦
現在、私たちは新たな目標を共有しています。それは、非の打ち所のない「閉じた完璧さ」ではなく、読者が自らの解釈や想像力で参加できる**「開かれた完璧さ」**を目指すことです。
あえて全てを語らず「余白」を残し、読者が考えたくなる「問い」を仕掛ける。それは、読者を単なる鑑賞者から、物語を共に創り上げる「共犯者」へと誘う試みです。
担当編集者は、もはや単なる仕事相手ではありません。私の作品の可能性を私以上に信じ、共に高みを目指してくれる最高の**「戦友」**です。
この厳しいけれど刺激に満ちた対話を経て、私の創作は新たなステージに入りました。これから生み出す作品が、皆様の期待に応えられる、そしてそれを超えるものになるよう、全力を尽くす所存です。
今後の展開にご期待ください。
敬具