ここは地球が存在しない世界。
そしてエルガルド共同体の存在する全く同一の世界で起こった物語集。
一連の連作、もしくは時系列の異なる短編の予定。
現在になってもエルガルド共同体で広く知られる基礎的世界構造理論によって定義される次元は無数にある。
次元とは区切られた空間の中に、似たような構造を持つ星系が無数に存在する場所のことだ。
そして全ての次元の根底には全く同様の法則が働いている。
我々のシステムや他の種族による魔法によって表面的には違うものに見えるとしても、それは変わらず共通の法則に基づいてそこにある。
ときにその次元は全く異なる可能性を実現したパラレルワールドかもしれない。
ときにその次元は未来に位置するかもしれない。逆もあり得るだろう。
・共同体-システム歴1746年、エルガルド共同体-基礎教育課程、科目:世界構造理論2のシラバスより編集された一部を抜粋
エルガルド標準時間で数十年前、当時とりまとめられた基礎的世界構造理論はこの世界について多くの謎を解き明かした。しかし次元と次元の間に観測された狭間については、まだその理論体系には組み込まれていない。また、異なる複数の次元同士が我々の定義する同一座標において重層的に存在する事象についてもさきの理論では説明ができない。
そのため現在エルガルド共同体では世界構造の解明についてさらなる研究が求められている。
・共同体-システム歴223年、エルガルド共同体、世界研究室の開設記念式典演説より編集された一部を抜粋
我々はルガルの友人達と共に世界と調和しなければならない。我らの存在が将来もそのままであり続けるために!
怠け者が多い諸君らには今から頑張ってもらいたい、残念なことにあまり時間がないのだ。
おいそこ!早速サボるな!後から働くなら今から働け!
・共同体-システム歴の開始前(詳細時期不明)、某所(非公開情報)、(非公開情報)、(非公開情報)
我々は生存圏の拡大のために、複数の秘匿計画を実行中だ。今回の外征任務ではその幾つかを回収する。
・共同体-システム歴1893年、エルガルド共同体、(非公開情報)、あるシステムオペレーターの発言
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