概要
南国の離島を舞台にしたちょっとほろ苦い恋物語
妻の紗子とビーチウェディングを挙げる為に来島した達也。妻には旅行でこの島に来たことがあると話しているが、大学生の頃リゾートホテルのアルバイトで一ヶ月滞在したことがある。島の少女沙菜との出逢い。心臓を患っている沙菜、このままでは、長くは生きられないという。淡く短い恋に落ちるが、内地へと戻り日常の暮らしを過ごすうちに彼女の存在は薄れていった。
今、彼女と出逢ったあのビーチに独り佇む。海を眺めながら、沙菜と過ごした短い夏を思い出していた。彼女が持っていてと渡された乳白色の石が熱くなった。石に導かれるように、巨岩に空いた穴に手を伸ばすと…。
今、彼女と出逢ったあのビーチに独り佇む。海を眺めながら、沙菜と過ごした短い夏を思い出していた。彼女が持っていてと渡された乳白色の石が熱くなった。石に導かれるように、巨岩に空いた穴に手を伸ばすと…。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?