不動産職員が言うには「超一級品のオススメしない事故物件です…。ですが一月の家賃千円でなら紹介するのも吝かでは有りません」そんな不気味な物件に僕は飛び込んでみる…。住み着いていたのは美少女座敷童子だった

あらすじ

金がない。
とにかく金がない。
実家を追い出されたニートの僕は数日間、野宿をして過ごした。
公園の土管の中や川に掛けられている橋の下で寒さを凌いでいた。
幸いなことに雨が降った日は一度もない。
しかしながら本日の空模様は少しだけ暗雲立ち込めていた。
僕はそろそろ屋根のある家で過ごしたかった。
そして入った不動産屋で…。

「お金も無くて身元も不明な人に進められる物件は無いのですが…」
そんな枕詞の先で待っていた話は…。
「超一級品のオススメしない事故物件です…。ですが一月の家賃でなら紹介するのも吝かでは有りません」
そんな不気味で確定的な事故物件だったが僕は飛び込んでみることにする。
と言うよりも他に選択肢など無いのだ。
家賃が千円なら尚更。
今の僕にとっては好条件だ。

そして…続きを読む