心優しい冒険者は、英雄になりたい

元々捨て子だった「ヌル」

冒険者の夫婦に拾われ、時には厳しく、時には優しくと育てられた。

育てられていく中で、ヌルは、人や動物、自然にも優しく接するようになり、様々な人達から見守られるような心優しい少年となった。

そんなある日、依頼から帰ってきた父から5歳の誕生日の祝いに、【人々の英雄譚】と呼ばれる、英雄達の偉業が描かれた絵本を受け取る。

その絵本を読んだヌルは、「凄い」「カッコイイ」と思うようになり、いつしか英雄に憧れるようになる。

そしてヌルは英雄になりたいと願い、
両親に想いを伝える。


英雄とは何か

目指した先にある宿命とは何か

ただ、その先の運命は神のみぞ知る

ーーーさぁ、運命の分かれ道だーーー