概要
無神論者が祈りを捧げる部屋
自ら作りあげた密室で“私”はひたすらに祈りを捧げる。
痛みに悶え朦朧とする意識の中で、この世界を表す神話と歴史を紐解く。
果たして“私”に救いはあるのか。
【偽教授神話杯】に寄せて書きました。
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330662939641354
痛みに悶え朦朧とする意識の中で、この世界を表す神話と歴史を紐解く。
果たして“私”に救いはあるのか。
【偽教授神話杯】に寄せて書きました。
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330662939641354
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!この咎人の告解に耳を傾けよ。
人間は誰しもが罪深い。
罪を犯し、罰を受け、それによって傷を受け、自身の所業を悔やむ。
そして、寛大なる神の御心によって赦された途端、再び同じ罪を犯す。
喉元過ぎれば熱さを忘れてしまう、これは人間の宿命なのだろう。
しかし、その事実は決して、その人の「悔しさ」が小さいことを証明するわけではない。
むしろ、後になって仮に同じ罪を犯すとしても――懺悔の瞬間だけは、血涙が流れる程に苦しんでいないと、誰が証明できるのか。
私達は並々ならぬ知能を手に入れた。それは文明を始めとした恵みを与えた半面、
「人間がいるから、宇宙が今の姿を保っているのだ」と多少傲慢とも呼べるような、人…続きを読む