『落研ファイブっ―何で俺らがサッカーを⁈』第一話に出てくる落語について

 カクヨムコン9参加作品『落研ファイブっ―何で俺らがサッカーを⁈』の第二話を投稿した所で、早速ではありますが前回第一話で登場した落語についてだらりと雑感を。↓第二話です。本編をぜひお読みくださいませ。

https://kakuyomu.jp/works/16817330659394138107/episodes/16817330659395428548


☆『時そば』

 小学校などの落語の鑑賞会で紹介される機会が多いであろう作品と言えば、『時そば』『まんじゅうこわい』『目黒のさんま』あたりだと思います(あくまで私観)。


 そば屋台で上手い事お会計をごまかした男の真似をして、別の男が別のそば屋台で男の真似をしようとするも、あれ、何で? なお話。

 『十六もんのそば代を一文ずつ数えながら上手い事店主の気を逸らせてごまかす』トリックが肝であり、かつあまりに有名になりすぎたお話ですので落語家さんによっては色々なアレンジをされますね。

 また、海外でも落語を披露する機会の多くなった現在では、外国語バージョンの『時そば』もあるそうで。

 聞き比べてお気に入りのバージョンを見つけてみるのも面白いかもしれません。


☆『粗忽そこつくぎ

 こちらは『時そば』ほど有名ではありませんが、おっちょこちょいの旦那が引っ越しそうそう『やらかす』笑える話。

 『時そば』レベルに有名になってもおかしくない話なのですが何でだろう。


 ちなみにモモチは瀧川鯉昇たきがわりしょう版の『粗忽そこつくぎ』がツボ。元バージョンから大胆な改変が加えられているので、これが原典版だと思われると困るのですが(汗)。

 師は『時そば』を改変した『そば処ベートーベン』も手掛けられています。こちらもなんじゃそりゃ?! の大爆笑仕立て。

 あくまで品よくゆったりと話されるので面白さが倍増する大名人。

 機会があればぜひ聞いてみて頂きたい方です。







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