概要
しかし、突然現れた公爵家の息子・アエルに「僕と結婚すれば良い」と言われて、封印画導士認定を免れることに。
めちゃくちゃ愛を向けてくるアエルに困惑しながらも、ノヴァは医療画導士として、人々を救うために働くことを決意する。
「女には女の生き方がある」
そう言われようとも、女も夢や目標を持って生きていいはずだと信じて。
ノヴァの真摯な態度と行動に惹かれて様々な人々が手を貸してくれてる中で、彼女は医療画導士の限界に挑戦する。
そして、アエルが彼女を愛する真の理由が明らかになり――。
(「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテスト 参加作品)
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!優秀な画導士の嫁入り
絵を具現化する魔法を使う画導士、そして医療。
タイトルの封印画導士、という単語も相まって、興味が惹かれました。
主人公、ノヴァは、その力を医療のために使う画導士であり、とても優秀だった。けれど、あまりにも優秀過ぎて、国に危険視されてしまい、果ては投獄。
さらにそこから出るために持ちかけられたのは、結婚。
ノヴァの画導士としての腕前は素晴らしく、それを巧みに描写する作者様もまた、頭が下がる思いです。
画導士という設定もそうですが、色々な可能性を感じました。
そしてもう一つの見所はアエルの溺愛です。
結婚したばかりなのに独占欲丸出しで、何故、彼がそこまでノヴァに固執するのか。
そんな疑問な…続きを読む - ★★★ Excellent!!!その手で描くは、人の未来、彼女の未来、二人の未来
この話は、主人公・ノヴァが投獄されるところから始まる。
捕まった理由は、彼女が努力により身につけた黄金螺旋画法が使えることがバレて、国家を転覆させる危険性があると判断されたからだ。
そんな彼女が外に出る方法は、なんと嫁入りであった。
そうして、結婚することになったノヴァとアエル。
夢へとひたむきに努力できるノヴァ。
彼女が習得した黄金螺旋画法も、彼女だからこそ習得できたのだなあと納得させるものでした。
それなのにもかかわらず母親から結婚をせっつかれる姿は、いつかの自分を見るような気持ちになりました。
世界観としては、現代日本よりも男尊女卑的なところが色濃く出ているので、それもまた彼女にとっ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!彼女が描く絵は、奇跡を越える。
絵を具現化する魔法を使う画導士、ノヴァ。その力を医療に使う心優しい女性。しかし黄金螺旋画法を使える彼女の力を危険視した国の判断で投獄されてしまう。
牢を出るための条件としてまさかの「結婚」を申し出てきたのは、ヴェール公爵家嫡男であり、画導騎士団長でもあるアエルだった。
監視下に置くための契約的な結婚。そう思っていたのに、アエルはなぜか最初から親愛度MAX!「借りがある」と説明し、ノヴァを溺愛するアエルに私の口角は上がりっぱなしでした。それはアエルが超絶美形男子だからというだけではありません。この世界では男尊女卑の思想が色濃く蔓延っています。女性は女性らしく女性の役割をこなしていればそれでい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!大正義ヒロイン・ノヴァを全力応援している読者のレビューです。
1話目で、ゾクゾクッとさせられました。
まず、設定が良い。絵を具現化する魔法、それを医療に用いる……これだけで、夢がある。希望に満ち溢れている。それを志す主人公など、まごうことなき大正義ヒロインであるはず。
しかし、そんな主人公ノヴァの志は、「女だから」というだけでいとも簡単に阻まれてしまう。
それを救うのが、アエル。アエルと結婚することで、ノヴァは自由の身となる。
たまらん。1話で既に、大正義が勝利することを確信する。
その後の展開で、やはりヒロイン・ノヴァが大正義であることを読者は実感する。とにかくこのヒロイン、絶対的に応援したくなるのだ。
一見するとクールタイプなのに、アエルに…続きを読む - ★★★ Excellent!!!画導士の幸せな結婚は、信念の道のはじまり
一風変わった『画導士』というのは、いわば魔法のような力で絵に描いたものを具現化できる能力を持った人です。
主人公のノヴァにはその能力があり、優れていました。そしてそれを懸命に伸ばしたのは『医療』への挑戦のため。
ところがその使い方には禁忌とされるものもあり、それによって投獄される――
そんな困難な状況から、なぜか公爵のアエルと結婚することになり、磐石な地位を得たノヴァはどうしたかと言うと、信念に向かって突き進むのです。
困難や悲しいことは当然起こります。時には身の危険も。でもブレずに信じたことをやり遂げるかっこいいヒロインに、釘付けになります!
一方で、勉強ばかりしていたノヴァは、人の心…続きを読む