5膳目:クミンの香りの平焼きパン
いつだったかテレビ、トルコの観光案内のような番組を観たことがあって、そこで紹介されていた「エキメッキ」というパンに興味を持ちました。
テレビだったので大きさはよくわからなかったのですが、表面に白胡麻を散らした丸くて平たいパンでした。
ネットでレシピを調べて作ってみてから、プレーンなものや、ヨーグルトをいれてみたり、自分なりにアレンジして楽しんでいました。
20023年2月6日、トルコ南東部とシリア北部の広い範囲で、強い地震が発生して甚大な被害が出ました。
その復興支援のひとつとして、私が参加しているお料理サイトでも応援企画がありました。
「大切な人に届けたい料理」というテーマで料理の募集があって、応募された料理の数だけ、企業が支援金を寄付するというものでした。
トルコは、東日本大震災の時に、真っ先に支援をしてくれた国です。料理をすることで、少しでも役に立てたら幸いだなということで、トルコと言えばと、印象に残っていたこのパンを焼きました。
トルコ料理は世界三大料理と言われる料理文化のひとつです。フランス料理、中国料理、トルコ料理。
かつて広大な地域を支配した宮廷文化があり、その中から生まれてきた料理が世界の代表格とされているようです。
そういう歴史的、文化的な背景を学びながら料理を作ったり食べたりするのも、興味深いものだなと思います。
ちなみに、このエキメッキは、私が書いた小説にも登場しています。
『トワの広場でゆで小豆を売る』第47話です。
https://kakuyomu.jp/my/works/16816927861596727979/episodes/16817330648614271139
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【クミンの香りの平焼きパン】
※近況ノートに写真があります
https://kakuyomu.jp/users/kukiha/news/16817330659566210877
▼材料3枚分 ▼
強力粉 270g
薄力粉 30g
塩 3g
砂糖 6g
インスタントドライイースト 3g
水 210g
オリーブオイル 9g
卵 1個
クミンシード 適量
▼作り方▼
生地はパンこね機、ホームベーカリー等で作ってください。
手ごねの場合は、材料をすべて混ぜ、なめらかになるまでよくこねます。
1)こねた生地をボウルに入れ、ラップを張って室温に置き、50~60分発酵させる。
2)発酵した生地を3分割して丸め、乾燥しないようキャンバス地と濡れ布巾をかけ、20~30分休ませる(ベンチタイム)
3)麺棒で約5mm厚さの円形に伸ばし、クッキングペーパーを敷いた天板に乗せ、上からキャンバス地をかけ、室温で30~40分、自然発酵させる
4)生地表面に溶き卵を塗り、クミンシードをトッピングして、250度に予熱したオーブンで7~8分焼成する。
※インスタント・ドライ・イーストは、予備発酵なしで、粉に直接入れて使えるイーストです。
※キャンバ地がない場合は乾いた布巾、風を通さない布などで代用してください。
※フチの部分だけ焼き色がつく白っぽいパンです。軽くトーストし、温めて食べます。オリーブオイルをつけたり、お好みのジャムをつけたり、カレーやシチューなど、シンプルなパンなので何にでも合います。
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