6膳目:豆腐でトルコ料理シガラボレイを作る

 名づけて「シガラボレイ風塩豆腐の春巻き」

 5膳目に続いて、トルコ・シリア支援の企画で作った料理です。


 シガラボレイというトルコ料理があります。

 シガラは葉巻、ボレイはペストリー、いわゆるパンの一種らしいです。


 薄いクレープ状の生地「ユフカ」に、フィタチーズとイタリアンパセリを合わせた具を巻いて揚げた食べ物とのこと。


 ユフカは、春巻きの皮で代用できるそうです。

 フィタチーズというのは、食べたことも見たこともないのですが(汗) 地中海あたりで食べられている塩辛いチーズらしいです。


 ネットの情報によると「塩豆腐」で似たような感じになるということだったので、聞き耳情報だけで、早速試してみることにしました。


 本物ではないので、シガラボレイは名乗れません。それをリスペクトした料理ということで「シガラボレイ風塩豆腐の春巻き」となりました。


 これ以来私は「塩豆腐」を含む豆腐を使った料理にハマっています。

 江戸時代の書物に『豆腐百珍』という豆腐の料理本があるのですが、食材として豆腐は色々可能のある食材だなと思うようになりました。


 ちなみに「塩豆腐」は、豆腐のまわりに小さじ1杯の塩(または塩糀大さじ1杯)をまぶして、ペーパータオルで包み、ザルの上などに置いて、冷蔵庫で12時間水切りをします。

 その後、ペーパータオルを新しく包みなおして、さらに12時間置き、水分が抜けた豆腐を言います。


 そのままカットして食べるもよし、料理に使うも良しです。

 巷では、チーズに似た感じになると言われていますが、それは個人の感覚の違いかもしれません。


 私は、やはり豆腐は豆腐の味だなと思いました、スミマセン。

 でも、絹豆腐で作ると、ねっとりした口当たりになりますし、木綿豆腐で作ってくずすと、ちょうどカッテージチーズのような見た目になって面白いです。


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【シガラボレイ風塩豆腐の春巻き】


 ※近況ノートに写真があります

https://kakuyomu.jp/users/kukiha/news/16817330659933003380


 ▼材料 2人分(4~5本)▼

 春巻きの皮 4~5枚

 パセリ  50g

 塩豆腐 1/2丁

  ※木綿豆腐1丁 / 天塩 小さじ1杯 / ペーパータオル 

 塩・コショウ 少々

 水溶き小麦粉

  ※薄力粉大さじ1杯 / 水大さじ3杯

 揚げ油 適量


 ▼作り方▼

 ●塩豆腐 ※前日に作っておきます。

 ペーパータオルの上に木綿豆腐を乗せ、両面に塩1/2ずつをまぶす。

 ペーパータオル2枚を重ねて豆腐を包み、ザルに乗せて冷蔵庫で約12時間水切りする。

 一度ペーパータオルを交換して、さらに約12時間水切りをする。


 ●フィリング

 細かくくずした塩豆腐と、みじん切りしたパセリを混ぜる。

 塩コショウを振って味を整える。


 ●春巻き

 1)春巻きの皮の角を手前に置いて、フィリング大さじ1・5~2杯を細長く乗せる。

 2)水溶き小麦粉を糊にして、春巻きの端につけながら、フィリングを芯にして巻く。

 3)160度程度のやや低めの油で、5~6分揚げる


※キツネ色に焦がさず、白っぽい色に揚げます。

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