レビュー、書かなきゃ。


感傷でも涙でもなく、ちゃんとレビューをかくのです。

そうやって意識しないと、かけない。

作者さまの世界が、あまりにあったかくて、居心地がよくて、登場人物がぜんぶぜんぶ愛せてしまうから。どうしたって、第三者の目にならないのです。

だってわたしは、凪人くんといっしょにあああってたくさん頭抱えたし、遥さんと並んで子犬のような凪人くんをわらって愛でたし、奈々さんの目線で、あん! もう! ってなんども言ったし、昴流くんと喫茶店の二階で打倒凪人くんの戦略を組み立てたし、橋本さんと膝つきあわせて、いろいろ、心配をした。

だから、意識しないと、かけないのです。
わたしは、レビューをしっかり、書くのです。
これから、しっかりと。

公園で見上げた、ほしぞら。
缶ビール。
保健室の薬品の匂い。
凪人くんの、おしごとの場面。

泣いてません。
泣いて、いません。

さあ、レビューを、書きます。

観たこともない登場人物たちの、みんなの顔が、わらって、じゃあね! っていって、主人公ふたりの、もうすこしさきの、そのときの笑顔が、たんって閃いて。

……レビュー、書かなきゃ。

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