チュートリアルで退場するはずだったモブですが、実は最強の魔法使いになる素質を持っていたようです

　突如思い出したいつかどこかの記憶。
　自分はチュートリアルで主人公に負けて、伯爵家を追放されるだけのモブだった！？
　そのことに気がついたジルベールは己の運命を変えるべく、一週間の猛特訓を開始した。
　そんなジルベールの元に集まって来るゲームのヒロイン候補たち。不敵に笑う主人公。

　なぜだかよく分からないけど、ボクがゲームの主人公みたいになってない？
　そう思いながらもジルベールは追放フラグを回避しつつ、無自覚に恋愛フラグを立てていく。

　ときどき思い出されるいつかどこかの記憶に翻弄されながらも、前だけを向いて進むジルベール。その先にあるのはハッピーエンドか、それとも後ろから刺されるバッドエンドか。

　気弱なチュートリアルのモブであるジルベールが、押せ押せのヒロインたちに翻弄されるラブコメディー！