季節の物語「秋の章」の構想



「四季折々に揺蕩う、君に恋焦がれる物語。」全4章各4話構成の短編小説。長編も一段落したので、本気でそろそろ秋の章を形にせねば!


ということで、ざっくりした構想をここに公開しようかと思います。

なんなら、冬の章も一気に書いてしまおうかと思っていたり。

しかしそれは、また違うページで紹介したいと思います。


※内容は変わる可能性もあります。こんな雰囲気のお話、という軽い気持ちで待っていてくださればありがたいです。



【 ~秋の章~ 】


とある地の領主の領土内。鎮守の森と呼ばれる、聖域があった。そこには白の神と呼ばれる守人がおり、この地を守護しているという言い伝えが遠い昔、古の時代からあった――――。


赤や黃、混ざりあった色とりどりの色彩が豊かな季節。秋。


狩りを禁止されているはずの鎮守の森で、罠にかかって弱っている白い毛の狐がいた。従者とともに森の見回りをしていた、この地の若き領主である桂秋けいしゅうは、この地が崇めている森への信仰心から、その珍しい白い狐を罠から逃がしてやるのだった。


――――数年後。


桂秋けいしゅうの前に、見目麗しき青年が現れる。

青年は自らを " 鎮守の森の使い " と名乗り、領主である桂秋けいしゅうの力になるために、白の神から使わされたと説明する。


この地は領土外の侵略が絶えず、豊かな森を狙って、他の地から火種が持ち込まれる。それを制圧するのも領主の仕事であった。


白の神の使いの名は、無月むげつ。時に無謀な若き領主の行動を心配しながらも、碧い瞳の青年は、桂秋けいしゅうに対して健気に付き従う。


それは、どこまでも真っすぐで、純粋な気持ち。しかし、今までの彼の置かれていた環境の影響か、その無償の善意を、素直に受け入れることができずにいた。


命じられたから、守るのか。

それともなにか他に、そうしなければならない理由があるのか。


そんな中、ある者の裏切りが、悲劇を招くことに――――。



✽✽✽✽✽✽



と、なんとなく、今、頭の中で描いている物語。


予め言っておくとすれば、秋の章は「憂い」がテーマなのです。

今までみたいにハッピーエンドになるかは······保証できません(-_-;)


公開は11月の頭から予定しております。読んでいただけたら、幸いです。



「四季折々に揺蕩う、君に恋焦がれる物語。」春の章、夏の章、公開中↓

https://kakuyomu.jp/works/16817330654881627031


⚠ 和風BL小説となっておりますので、苦手でなければ、どうぞ!


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