泡沫語 登場人物 


宵藍しょうらん 

??歳/身長160㎝/四月生/神子


髪/黒髪 ・・・長い髪の毛は背中に垂らしたままで、その左右のひと房ずつを赤い髪紐で編み込んでひとつに纏め、後ろで軽く結っている。


瞳/翡翠色・・・いつも穏やかで優しい。大きな瞳。


容姿・・・少女なのか少年なのか区別が付かない中性的な顔は、幼さが残るが美しい。くるくると表情が変わる。色白。背中の肩甲骨の左上あたりに、赤紫色の五枚の花びらのような紋様がある。


人物詳細・・・何百年も転生している神子。過去の華守はなもりとの主従の関係を廃し、今世では友として家族として一緒にいようと心に決める。


黎明れいめいのことが大好き。逢魔おうまのことを我が子のように可愛がっている。


妖退治やこの地の浄化のためなら、無茶をしがちで、よく黎明に心配されている。


霊力の源が呼吸であるため、符術を使う時は符に息を吹きかける。黄龍と四神の主。その地によって使う陣や術が異なる。


笑っていてもどこか悲し気な表情になっていることが多い。ひとりで抱え込むことが多く、よく黎明れいめいに叱られる。


悲惨なくらい指先が不器用。本人は無自覚。


生まれて死ぬまで神子であることを貫いている。



宝具/なし


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黎明れいめい 

??歳/身長190㎝/十月生/華守


髪/薄茶髪 ・・・背中に流れる細い薄茶色の髪の毛を青い紐で括り、後ろで軽く結っている。


瞳/青みがかった灰色・・・切れ長。表情が薄いため怖がられることが多い。


容姿・・・眉目秀麗だが、感情がほとんど顔に出ない。細身だが、ほどよく筋肉が付いていて、男から見ても美しい身体をしている。


人物詳細・・・姮娥こうがの公子。年の離れた姉がふたりいる。五大一族の中で一番の実力者で、華守はなもりに選ばれた。


宵藍しょうらんを大切に想っている。逢魔おうまは弟子であり子のような存在。ふたりを何に代えても守りたいと思っている。


感情がほとんど表に出ないが、心の中ではまあまあ動揺していることもある。宵藍しょうらんの笑顔がなによりも大事。ずっと傍で支えたいと思っている。


手先が器用で、宵藍しょうらん逢魔おうまの髪を結ってあげるのが日課になっている。



霊剣/双霜そうしょう 通常の霊剣に比べて少し短い双剣


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逢魔おうま 

??歳/身長185㎝/?月生/鬼子


髪/黒髪 ・・・腰くらいまでの細くて長い髪を後ろで三つ編みしていて、先の方を赤い髪紐で蝶々結びをしている。


瞳/金色・・・涼し気な瞳だが、優しさが垣間見える


容姿・・・誰もが振り向くような絵に描いたかのような美しい青年。生白い肌。

姮娥こうがの女宗主が特別に仕立ててくれた右が藍色、左が漆黒と半々になっている衣を纏い、左耳には銀の細長い飾りを付けている。



人物詳細・・・その声は無駄に甘く、しかし嫌みのない声で、ひと言ひと言が軽い。なので、何を言っても冗談を言っているようにしか聞こえない印象を持つ。


人に好かれる容姿や性格を持ち、誰に対しても飄々とした感じだが、他人に対してのものと、宵藍しょうらんたちに対してのものは解りやすく違う。


特に宵藍しょうらんに対しては番犬の如くで、興味本位で近づく者を一切寄せ付けない。笑顔で接していても、実のところ心の内は、宵藍しょうらんたち以外は有象無象だとでも言うように、まったく心にも留めていない。


幼い頃の記憶がない。宵藍しょうらんを母親のように、黎明れいめいを父親のように慕っている。黎明れいめいを師父としている。


黎明れいめいの姉たちと仲良し。ふたりを『姐さん』と呼び、慕っている。


三人でいることにこだわっており、宵藍しょうらん黎明れいめいの関係を知っているが、あえて茶々をいれがち。


ふたりの幸せをなによりも願っている。



宝具/零鴉れいう 黒竹の横笛(琥珀の玉が付いた藍色の紐飾り)

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彩雲華胥 ー人物語ー 柚月なぎ @yuzuki02

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