その他 登場人物


狼煙ろうえん

???歳/身長185㎝/?月生/渓谷の妖鬼(等級:特級)


細身で右が藍色、左が漆黒の半々になっている衣を纏い、美しく細い黒髪は結いもせずにそのまま背に垂らしている。


左耳に銀の細長い飾りを付けている。


珍しい金の瞳は涼し気。色白で妖艶な面持ちだが愛嬌もあり、絵に描いたような美しさ。


二十代前半くらいの若い青年の姿をしていて、その声はどこか含みがあるが甘く心地好い。


姿は自在に変えられるが、通常の青年の姿や黒い狼の姿、他に幼い頃の姿。


どこまでもひとをからかうような話し方で、冗談なのか本気なのか解らない。


十数年前から紅鏡こうきょうの渓谷に移り住み、幼い無明むみょうを陰ながら見守っていた。


妖者に対しては嫌悪を抱いており、容赦なく殺す。人間が好きなため、時々人里に降りては人助けをしていた。


狼煙ろうえんは通り名。他の妖鬼たちにもその名で適当に通している。


無明むみょうにだけ、自分の真名を教え、主として一方的に慕っている。



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清婉せいえん

二十三歳/身長175㎝/八月生/従者


頼りなさげな性格だが、頭の中では常に無明むみょうの行動に対して、突っ込みを入れている。


童顔だが顔はそこそこ整っている容姿。髪の毛は頭の上で纏めてお団子にしており、白い髪紐で結っている。


八歳の頃から金虎きんこの従者として働いており、従者歴十五年とかなり長い。


従者としては有能で、器用で料理上手な上に要領も良い。無明むみょうたちの住まう別邸の従者で、実は無明むみょうが生まれた時からずっと仕えている。


故に、奇怪な行動をする無明むみょうが苦手で、なるべく関わらないようにするために、完璧に素早く仕事を終わらせるという処世術を身に着けた。


世話好きで、よく気が利く。高い所が大の苦手。



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周芳しゅうほう

四十歳/身長170㎝/虎珀こはくの叔父


妹である蘇陽すよう亡き後、虎珀こはくを我が子のように世話をし、常に傍に控え、宗主にするために助力していた。



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るい

二十五歳/身長183㎝/虎珀こはく付の従者


紫苑色の瞳。人に好かれる顔立ちをしているが、そこに感情はない。

肩までの黒髪を頭の天辺で括っている。

金虎きんこの従者の纏う黒い衣の中でも、襟首に近い上の方に太陽のような白い模様が描かれた衣を纏っている。


護衛でもあり、なんでもこなす万能な存在。術士としても重宝されているので、妖者退治にも共に赴く。常に主の傍に控え、最優先で守るのが仕事。


要領がよく、人を惹きつけるなにかを持っている。常に穏やかな虎珀こはくとは正反対で、基本賑やかしい。自然と彼の周りには人が集まるが、彼にとってそれらはただの有象無象である。


本性を知っている虎珀こはくに対しては口が悪い。

虎珀こはくに対して偏愛の感情を向けている。



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