思念で形成する刃は、まるで翅のような……

主人公アルマがケモノと戦う術を身に付け活躍する物語。
ケモノと言ってもいわゆる実体のある野獣ではない。この物語でいうケモノとは、邪心のようなもの。これが時には黒い靄のように迫ったり狼など野獣の形をとったり、あるいは人に取り憑いたり。
異形の存在と戦うには、生まれながらにして持つひとつの資質が必要。幸か不幸か資質を持っていた主人公は、同じく資質を持つ戦士である叔母から手解きを受けてケモノと戦う戦士になる。

舞台は中世的な世界。貴族的な社会もある。しがらみなどもいろいろある中で聖女に出会い仕えるなどの冒険譚が語られる。まだ物語は半ば。でも間もなく大きな山場を迎えます。この続きに期待しましょう。

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