It is hard to convey how well written the story is. Not only every aspect of characters is described thoroughly, but their emotions and struggles are realistic and charming that i can't help but read all of it at once.
Not just about dare to dream and follow your dream, but also redemption and forgiveness. Overcome such hardness, the two MCs finally found their happiness together.
10/10 would read again.
入りはタイトル通りだし、フックとして十分機能してるとは思う。
私自身タイトルに引っ張られて読み始めたので。
そして、表現の艶っぽさとか、動きのきれいさと相まって読み始めのスタートダッシュはバッチリ。
けれど、そこより何より。
作品の魅力は登場人物の心理描写、感情のグラデーション、キャラクター造形が素晴らしい。
また、描写が簡潔ながらも的確で
もうホントに小説なのだけど情景が絵として浮かび易く頭の中でマンガみたいに動いてました。
水族館のトコとかホント好き。。。
文体も読み易く、
20代前半-中盤位の情熱と現実、感情と自身を規定してきた何かの葛藤とか、読んでて応援したくなる一作。
是非読んでみて欲しい
人と向き合うってこういう事だったなって
感じさせてくれる作品です。
一気に読んでその勢いのまま熱意があるうちにレビューを書こうと空欄のカーソルを見て、はたと何て書けばいいんだ?と少し迷う。繊細かつ力強く愛に溢れた筆致で紡がれた珠玉の作品をどう表現すれば。
結局月並みな言葉しか浮かばないのだけど、大学生の玉石混交な人物像や若き情動に突き動かされたぶつかりの描写があの空気感の音と匂いをリアルに感じさせていて上手い。タグが百合になっているがジャンル分けに囚われない篠宮と畑野個人の愛の物語だ。
何は無くとも一つだけ言えるのは、タイトルで損をしている。そうだけど、それだけじゃないだろ!って読んだ100人が100人思う。その照れに人間性が覗いている。