君、終の夜に会いたること

まずはじめに、ボーイズラブが苦手な方も読むべし。「ぎゃっ！」とはなりません。
R１５と書いてありますが、美しく儚い暗喩で描かれているので、気負う必要は全くありません。
読むべし。
歴史モノと怯むべからず。分かりやすいし、空気感があってこそ、この悲恋が成り立つのです。
読むべし。
ああ、すごく良いんですよう。
主人公の想い。秘めたる想い。
それを貫き通して。
たとえ報われなくても良い、と生きてきた。
その終の夜に。
「君」は、会いに来た。
しめやかに、ニリンソウは揺れる。

とても味わい深い物語です。
読むべし、でございます。

そして読んだら、ぜひ、この作者さまの「演算魔法少女☆ロジカル・シ…続きを読む

美しく、儚く、切ない物語でした

今も昔も、人は言葉に出来ない想いを抱くものですね。その想いを一つの花に託すことの切なさと、愛おしさと。
想いが通じるとは、どうしてこうも美しいのでしょうか。