少年の現実

舞台：北海道

季節：夏（八月）

主人公は高校には進学せずに、家にいる。母は病死した。主人公は十六歳。父は普段は優しいが、仕事のことになると、厳しい。
ある日、父の部下が家に遊びに来た。父と一緒に、しかも夜。最初は抵抗があったが、父が病に倒れ入院している間、毎晩、僕の家に来てくれて夕食を作ってくれた。なんていいひとなんだろうと
思った。そこから僕の策略が始まる。