「もしかしたら」が配信する行為をやめさせない

「絶望している者がいたら、可能性を持ってこい」


 デンマークの哲学者キルケゴールの言葉です。


「社会に絶望している、ゆえにネット配信をする」


 もちろん小説投稿も含みますが、おそらくこういう方は少なくないのでは?


 わたしもそうです。


 しかしそれは、「もしかしたら」何かが起こるかもしれないという、「可能性」という名のトラップに、はまっているのではないでしょうか?


 人間は可能性にベットする生き物です。


 ひょっとして、これが効いているのでは?


 だとしたら、おそろしいトリックがあったものです。


 「青い鳥症候群」と言葉がはやった時期がありました。


 その名前は忘れられたとしても、依然根強く存在しているのでは?


 それは皮肉にも、われわれが人間だからなのです。


 この辺で、なぜサラリーパーソンが安牌と言えるのか、そして「いまとなっては、サラリーパーソンになりやすい」、要するに「就職しやすい」時代になってきていることについて、触れてみたいと思います。


 そこには、就職という選択肢が、いまや「ニッチ」になってきているのではないか、つまり「逆に売り手市場になってきている」のではないかという考察があります。


 いまという時代が、大きく関係しているようです。

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ネットで一発当てたい? それ、超危険牌っすよ? 朽木桜斎 @Ohsai_Kuchiki

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