職業作家というおそるべきブラックジョブ

 むしろ書籍化なんてされないほうが、幸せなのかもしれません。


 ネットの海でよく目にするお話。


・第一巻で切り捨てられる


・出版社の馬車馬にされる


・印税は不安定


・サラリーパーソンを辞めなきゃよかった


などなど。


 そもそもの話ですが、


「職業作家って、サラリーパーソンじゃね?」


そして


「超のつくブラックジョブじゃね?」


とは考えられないでしょうか。


 東大合格者の中で、「合格だけを目的にしていると、入学後に燃え尽きる」という話を聞いたことがあります。


 書籍化も同様では?


 選ばれるべくして選ばれたような、そんな宿命を背負われているような作家さんなら、あるいはそれだけでも食べていけるかもしれません。


 これもデータであるようですが、執筆だけで食べていけている職業作家さんは1パーセントいるかいないかだそうです。


 本好きなら誰でも知っているような、やんごとなき賞を受賞された方でも、アルバイトに明け暮れながら書いているとか。


 これはますます危険牌のにおいがプンプンします。


 こんなことは、どなたでも知っているはずなのです。


 でも、やめられない。


 なぜなのか?


 心理学には疎いのですが、ある哲学の考え方に、ヒントがあるような気がします。


 次で挙げてみたいと思います。

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