概要
少女型科学兵器と若様と、犬型ロボットによる近未来SF捕物劇。
西暦2×××年、大干支時代。日本国を束ねている井出家の次期当主であるリツキは、14歳ながら罪人改め方として犯罪者を取り締まり、日々町の平和を守っていた。
が、ひょんなことからリツキは井出家が代々秘密裏に管理していた軍事兵器・姫御子を興味本位から目覚めさせてしまう。
姫御子の力は国を一瞬の内に壊滅されられるほどで、かつての日本の文明も姫御子によって失われていたことをリツキは父親である三右衛門から教えられる。
目覚めた姫御子は自身を翠乃と名乗り、生みの親であり、リツキの先祖に当たるエイナに呼ばれたから目覚めたのだと言い張り、エイナに会わせるよう命令する。だが、エイナは永逝しており、翠乃を目覚めさせたのはリツキだと告げると、彼女は怒り狂ってしまう。
早速人類を滅ぼそうとする翠乃で
が、ひょんなことからリツキは井出家が代々秘密裏に管理していた軍事兵器・姫御子を興味本位から目覚めさせてしまう。
姫御子の力は国を一瞬の内に壊滅されられるほどで、かつての日本の文明も姫御子によって失われていたことをリツキは父親である三右衛門から教えられる。
目覚めた姫御子は自身を翠乃と名乗り、生みの親であり、リツキの先祖に当たるエイナに呼ばれたから目覚めたのだと言い張り、エイナに会わせるよう命令する。だが、エイナは永逝しており、翠乃を目覚めさせたのはリツキだと告げると、彼女は怒り狂ってしまう。
早速人類を滅ぼそうとする翠乃で
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!世代を超えて紡がれる科学の結晶と人類の滅びと再興の物語
罪人改め方として街を駆け回る主人公のリツキはまだまだ幼さの残る少年。仕事の後の一服に甘味をはじめ美味しいものを食べるシーンは、まさに花より団子で微笑ましいです。
ひょんなことから目覚めさせてしまった少女型科学兵器はまさしくおてんば姫で、次期当主のリツキは気圧されつつも、常に傍にいる人類を滅ぼしかねない軍事兵器(姿は少女)に向き合います。
特筆すべきはこの少女型科学兵器・翠乃が、ただ人間嫌いで破天荒なだけでなく、人類に対する深い洞察や、愚かしく繰り返す人間の所業への憂いを語ること。
庶民の目線から、次第に国の次期当主としての自覚を得ながら、人と翠乃と向き合い、駆け抜けてゆくリツキを温かく…続きを読む