風への贈り物

　長い間、心に抱えてきた恋を失ったとある国の青年王。
　政務で多忙を極める日々の中、最近は折に触れて、彼を訪れる精霊の少女がどうにも気になっているが、なかなか進展する気配もなく。
　ともかくも、穏やかな日々が続いていたはずが、やがて何やら不穏な影が差して——？

『海の王と風の娘』（ https://kakuyomu.jp/works/1177354054917676869 ）の後日談にあたりますが、これだけ読んでも大丈夫かなと思います。