週刊言責は追求せり！

学園内週刊誌の編集、と聞き最初はゴシップや人の秘密を追いかけるパパラッチを想像してしまいました。
実際、学園内の先生や生徒の秘密を追う編集長の姿はそう見える時もありました。
でも、人を語るということは本当はその人物に寄り添い、行動の理由や思いを理解して初めて可能になることだと思います。
この学内週刊誌の記事は人を不幸にしない。
ちゃんと思いに向かい合い、寄り添い、そしてエールを送っている。
と私は感じました。そのエールはきっと作中人物だけではなく、私たちにも向けられて……。

キレのいい文章。語彙力高いなと思う表現は見習いたいくらいです。
異世界ものに飽きた人はぜひ！

ああ、なんと明々快々な文章か！
駆け抜けるような文章の切れ味は、韋駄天！
青春と勉学を謳歌すべき校舎で、悪事を働く魑魅魍魎！
その魑魅魍魎を打ち破りしは、ジャーナリズムの精神よ！
電子の砂漠に散らばる玉石混交の中で、燦爛たるこの小説こそ！
まさに大和魂の権化なり！日出る国の大和魂なり！

（あまりにも面白い文章なので、それを模倣してレビューを記載してみました。
私のレビューには政治的（右翼的）な言葉がならんでいるかもしれませんが、ストーリにはきっとないと思います。私はまだ冒頭しか読んでいませんが、それでも幸福です。）