下手くそ自炊日記

飯炊きおじさん

第1話 春野菜とベーコンのパスタ

皆様お疲れ様です。

座右の銘は「料理は死んで覚えるもの」、飯炊きおじさんです。


先日拙作にて投稿した春野菜とベーコンのパスタ、単純な割にそこそこ失敗しました。

これも私の段取りの悪さと料理スキルの低さの賜物かと思います。

その死屍累々の軌跡を鼻で笑いながら見てやってくださいませ。


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試行回数: 3回


【試行1回目】

・トライ

久しぶりのパスタ料理。

一応茹でる時の麺や水や塩の分量は測る。

以前アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを作った時の感覚にベーコン、菜の花、タケノコを加えるイメージで、作る。

菜の花は冷凍ものを、タケノコは水煮を使用。

麺の茹で汁はお玉1.5杯ほど入れる。

フライパンの火は最初から中火。


・エラー

不味…

水気が多く、全体的にベチャベチャ。スープパスタと言い張れなくもないが、そのスープの味が薄い。

麺もその水分を吸ってブヨブヨしている。

その上ニンニクと唐辛子が焦げており、嫌な苦味がある。


【試行2回目】

・トライ

今回も茹でる際の分量は丁寧に測る。

火は弱〜中火で、ニンニクに焼き色がついた時点でベーコン、タケノコ、菜の花を入れる。

茹で汁はお玉1杯で、食材の水気も丁寧に切る。


・エラー

焦げによる嫌な苦味は無くなった。1回目のようにベチャベチャもしていない。

しかし水分が少なくなった分、油の多さが気になるようになる。三十路前には胃もたれの危険性がある。

また、タケノコとベーコンの火の通りが甘く、内側が生っぽい。


【試行3回目】

・トライ

タケノコは薄目に切り、火を通りやすくする。

オリーブオイルは過去2回でそれぞれ180ccほど使用。明らかに使い過ぎた。今回は2/3の量で作る。

火は最初は極弱火。焼き目がつくのを待たず、ニンニクと唐辛子の香りが立ってきた時点で、すぐに次の具材を入れて中火に。

その後、食材は一気に入れずに、ベーコン→タケノコ→葉の花の順で入れる。ベーコン、タケノコは焼き色が付いてから次の食材を入れる。


・結果

油感も水分の量もちょうど良く、上手く乳化できている。各食材の火の通りも適切。

ニンニクと塩気の旨味が最高。嫌な焦げ感もなし。

パスタ≒イタリア≒ワインの安直な思考回路で白ワインを飲むよりもビールが合うと判断。

感覚を忘れないように今後も定期的に作る。

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以上です。上質な失敗が再びございましたら書こうと思います。

では、また。

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