他人事じゃない　昔の京都にいるわたし

時は京都。
木屋町あたりのメイド喫茶、コットンキャンディはある。
バイトとはいえ、お客様は神様である。
京都は観光都市で訪れる人はみな、京都らしさを求める。
そんななかでも異彩を放つ空間でメイドさんとして
お仕事をしていた。

不意にやってきた車に跳ねられたところで、
いきなりの幕末へ。
血で血をあらう斬り合いの中で、
鬼の新撰組の隊士たちに心奪われる。
このまま、ここで彼らの死を見るのか、それとも……。