概要
これはヒーローのいない物語
「契約をしましょう」
契約者に超常の異能を与え、その対価に代償を奪う存在“悪魔”。
古来より黒魔術師達によって語り継がれていた彼らは人々の欲望を糧に現代にも息づいていた。
「15秒先の未来が視える」そんな微妙な異能力を生まれ持つコミュ障気味の高校生・神崎深夜は、ある日突然、正体不明の悪魔契約者の襲撃を受け絶体絶命の危機に瀕する。
そんな彼を救ったのは自称悪魔祓いの不審者系美少女・雪代紗々。深夜達の住む町、霧泉市に隠れ潜み連続襲撃事件を起こしている悪魔契約者を探しに来たという彼女に拳銃を突きつけられ捜査に協力するように脅される。
「なんでこんな面倒くさいことに…………」
しかし、悪魔の魔の手は深夜だけに留まらず、彼の大切な友人達にまで伸びていく。
深夜は友人達との平穏な日々を守
契約者に超常の異能を与え、その対価に代償を奪う存在“悪魔”。
古来より黒魔術師達によって語り継がれていた彼らは人々の欲望を糧に現代にも息づいていた。
「15秒先の未来が視える」そんな微妙な異能力を生まれ持つコミュ障気味の高校生・神崎深夜は、ある日突然、正体不明の悪魔契約者の襲撃を受け絶体絶命の危機に瀕する。
そんな彼を救ったのは自称悪魔祓いの不審者系美少女・雪代紗々。深夜達の住む町、霧泉市に隠れ潜み連続襲撃事件を起こしている悪魔契約者を探しに来たという彼女に拳銃を突きつけられ捜査に協力するように脅される。
「なんでこんな面倒くさいことに…………」
しかし、悪魔の魔の手は深夜だけに留まらず、彼の大切な友人達にまで伸びていく。
深夜は友人達との平穏な日々を守
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!闇色が見えるダークファンタジー
ちょっと言い方は悪いかもですが、中二病的な設定がベースで、片目に特殊な力があるとか、悪魔の存在だとか、悪魔祓いだとか、全体的に黒い色が似合うという世界観です。そういうのが苦手な人には向かないけど、好きな人には猛烈に刺さるかと。
とにかく時間の表現が猛烈にうまい。
15秒先が見えているのと、それを生かしての攻防が随所にあるのですが、未来の風景なのか現在の風景なのか、読者に混乱させない見事な表現力。しかも結構違うパターンで表現されるので、同じ能力の活用なのに単調さもないという。
そしてそれを活用した頭脳戦が随所にあって、緊張感があって読めるシーンが満載。同級生とのやり取りも秀逸で、キャ…続きを読む