(過去詩)『ゼロ・ラウンド』
『ハジマリと、オワリのゼロ地点。』
なぁんもカタチに残らなくたって、
終わらせられない想いもある。
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地面にまぁるく円を
手描きの世界に君と僕
ふたりっきりで向かい合う
壊れて消える『夢』でもいいの
怯える手に触れるてのひら
ホントは臆病な君と僕
怖いよ、怖い
でも……
コワレカケの世界で、
君だけに届けばいいよ
幻聴みたいな鳥の声
うずくまって君を待つ
ぬいぐるみみたいな役たたずの 私
なんもない世界の中で
はじまりのゼロ、おしまいのゼロ
ニセモノの世界が終わるまで、隣にいたい
終わりばかりのこの世界
しんとした夜、音にならない君の声
確約など願わないけど
僕だけの場所……早足で歩く君の背中
不器用で役立たずな僕だけど
なんにもない明日が来るまでは
君の後をついていくから
どうか置いていかないで、おねがい……
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夢をみていた。
長く、
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