2021-02-04 信頼と実績と愛しさとせつなさと心強さと
部屋とYシャツと私と俺とお前と大五郎と――
どうも僕です。
初の長編、初のミステリと、『初めて』がたくさん詰まった作品を書き終えてから早二か月……。カクコン6のとうとう読者選考期間も残り数日ですね。
「長編終わったし短編書くで~~~~wwwwカクコンには2作品くらい応募したいで~~~~wwwww」
なんて言っていた
いやあねえ、初めて長編を書いて思ったのは、やっぱり稀山には長編は向いてないなあってことです。
これまでも何度か言ってきましたが、稀山作品の特徴って「オチ」なんですよね。今回の長編も、オチというか終盤の伏線回収をメインに書いていました。
「オチ」が強みということは、言い換えてしまえば「最後まで読んで面白さがわかる」っちゅうことです。それを逆に言ってしまえば、「最後まで読まなきゃ面白さがわからん」ということなのかもしれません。その点トッポってすげえよな、最後まで以下略。
短編であれば、数千~一万字ですから、「まあ短いし読んだるか」→「おもろいやん?」となりますが、十万字超えの長編となるとそうもいきません。
十万字読んで結局面白くなかったら、「時間返せ!明日も仕事やぞ!」となってしまうこと請け合いですもんね。今回の長編、一話切りが多いのはそのためでしょう。多分、きっと、おそらく、maybe、perhaps。
じゃあどうすれば最後まで読む気になるかって、そりゃもう「信頼」や「実績」に他ならないんじゃないかなと。
え?地方テレビの中小企業CMみたいなこと言うなって?
そう言わずに最後まで聞いてくださいよ。あ、ブラバはやめて、ブラバは。
ようするに、引きのあまり強くない作品を最後まで読んでもらえるためには、「この人の書く話だから面白いに違いない」という信頼を得なくちゃあいけないのかなってことです。
例えばですけど、「何を言うか」ではなく、「誰が言ったか」が重要視されることって、あるじゃないですか?
もし仮に、エヴァ〇ゲリオンで有名な庵〇監督が、何の前触れもなく『おっぱい』と呟いたとします。すると、それを聞いた信者さんたちは、
「あの人がただ何の考えもなしに『おっぱい』と呟くはずがない」
「『パイ』というのは『π』のことであり、それに丁寧語の『お』つけている。つまり『おっぱい』というのは、無限に続く数への畏怖であり、永遠の回廊を彷徨う現代社会のメタファーである」
「おっぱいは前についている。つまり、『前を向いて進もう』という彼なりのメッセージだ」
だなんて考察をするのでしょう。
庵〇監督は深い作品作りに定評がありますからね。何の考えもなしにシモの話を言うわけがない、と誰もが思うわけです。
これが、「信頼」です。
では逆に、
「仕事のし過ぎ」
「非モテの末路」
「休め」
と思うことでしょう。
これもまた、「信頼」です。
つまり何が言いたいかというと、
もちろん、書籍化みたいな「実績」があればなおよいでしょうね。こちらはハードルが高すぎワロタって感じですけど。
さて!読者選考期間も、残り数日!
これを読んで、「なんや面白いこと書くやん」と思ったなら、ぜひこちらの小説を読もうね!!!
ライムライトの交差点
https://kakuyomu.jp/works/1177354054920997683
カクコン終わって仕事が落ち着いたら、いつもの短編書きおじさんに戻ります。そして、コツコツと「信頼」を集めるんや。小さなことからコツコツと!(西川き〇し)
それでは皆さん!カクコンお疲れ様でした!
おっぱい!!!!
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